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第22話 銀花姫と新学期の始まり

第22話 銀花姫と新学期の始まり


 船乗りの息子。カイトを救助してから航路でユグドラシルに戻ったフェリシアたち。(ソレイクはロギオンで途中下船)


セミロングの銀髪が風に靡いて

フェリシア「うーん風が気持ちいいなあ~」

ゲオルグ「フェリシア。 ずいぶんカイトって子と仲が良くなったじゃん」

フェリシア「そうなの~。 私が知らない海の話とかしてくれるの」

エルテア「アルティアは内陸国だから海はないからねえ。僕も海を見てみたいよ」

兄弟3人が話していると、

カイト「俺の家は貿易商人だったけど、ミモザ戦役で取引先が全滅したけど遠距離交易をしていたんだ。 前までは、1つの国の往来に1週間前後で行けたんだけど、今は1か月以上かかるようになって魔物の間引きもしなくなっているから危険度も格段に上がったんだ」


 3人はカイトの話に聞き入る。

フェリシア「イストリアから一番近い場所ってどこなの?」

カイト「ミモザ戦役前だとクリスベル都市ややシーマの国などが間にあったけど今はアバロンやグルーニェだから物凄く遠いんだ」

フェリシア「陸路で進んでいたアバロンのセリーニちゃんやグルーニェのアリスちゃんも1か月半かかるってぼやいてたよ。伝承に残されていた転移魔法だと一瞬で跳べるらしいけど」

ゲオルグ「そんなの伝説だろ」

エルテア「転移する魔法なんてあるの?」

フェリシア(本当はあるんだけど禁呪らしいから黙ってよう……)


 運河を走る船はユグドラシルの埠頭に着岸したのだった。


 着岸してからユグドラシルの孤児院に歩いて向かった。

孤児院の先生「受入の話は来ておりますけど孤児が多くて困っているんですよ……。」

フェリシア「カイト君もユグドラシル学園に編入しちゃったら」

の一言でユグドラシル学園に話が回り実際に編入してしまったカイト君。

神子の発言力絶大であった。



 編入騒動があった後

始業式とともにアリスたちと再会したフェリシア

セリーニ「フェリシアさん夏休みはどうでした?」

フェリシア「お墓参りに行ってきたよ~」

エリザベス「フェリシアさんのせいでひどい目にあったデスワ」

アリス「何やったの?」

フェリシア「えっとねえ。 魔法のペンダントでエリザぶはっ」鈍い音と共にエリザベスの裏拳がフェリシアの顔面に炸裂する。

エリザベス「これ以上言ったらどうなるかわかっていらっしゃる?」

アリス「痛そう……」

フェリシア「痛いよ~エリザベスちゃん」と涙目でいうフェリシア

エリザベス「ごめんあそばせ」と涼しい顔で流した。


クリス先生「お前ら席につけ」

の一言から出欠をつける先生。


クリス先生「新学期からいよいよダンジョン研修が始まるから覚悟しておけよ

訓練していないと命にかかわるからな。と言っても1回生は上級生と潜るからそこまで危険はないが、

自分の身は自分で守るものだぞ」


フェリシア「ダンジョン研修なんて緊張するなあ~強い魔物が出てきたら私やられちゃうかも」

一同「それはない」

クリス「ともあれ、各自鍛えるのは忘れずに」


号令のもと新学期が始まったのだ。

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