第14話 銀花姫と鬼灯と氷像
冬のホラー風に書いてみました。
第14話 銀花姫と鬼灯と氷像
豪雪地帯であるロギオンも雪がの姿が消え始め、跡に残るの黒く濡れた土が残るようになった。
フェリシア「だいぶ雪がなくなってきたね~」
エルテア「僕は寒いのが苦手だからうれしいよ」と春の訪れを喜ぶが
ゲオルグ「向こうで何か騒いでいるよ」
どうやら除雪した雪のが邪魔で、置き場に困って争っていたようだった。
男Aボブ「お前が除雪した雪が俺の家の前にあって邪魔なんだよ!」
男Bザック「この場所は俺が除雪するスペースなんだよ」
と二人は雪の片づけでもめていたのだった。
ゲオルグ「俺も手伝うから邪魔にならないような場所に一緒に捨てようよ」
ボブ「なんだとガキは引っ込んでいろ!」
ザック「馬鹿ものが! 神子様二なんてことを言うんだ!」
ボブ「えっ。 神子様……?」と男の顔が青ざめる
フェリシア「とにかく争うのはダメ」
ボブ「どうかお許しを」と崩れ落ちる
通りかかったハルヨリが「何でそこまで慌てているんだ?」と男Aに聞いた
ボブ「神子様を害すると龍の生贄にされるって聞いたんだ」
フェリシア「生贄? 龍? この辺にドラゴンはいないのに何で生贄になるの~?」
ゲオルグ「そんな話どこで聞いたんですか?」
ボブ「まさかトルネの奴俺に嘘をついたな!」
ザック「ぶっ。 トルネに騙されたのか」と爆笑される
ボブ「あとでトルネの奴のことぶん殴る」
ザック「笑わせてもらったから手伝ってやるよ」
いつの間にか和解してボブとザックは除雪して雪を離れた場所に持って行ったのだった。
ゲオルグとフェリシアとハルヨリも手伝っていたのであった。
フェリシアは雪をゴーレム化して山の方に走らせて遊んで、
街の外でゴーレム化を解除していたが……。
フェリシア「私とゲオルグが人を龍の生贄にすなんてほらを吹いた人にはお仕置きだね
ボブさん、ザックさんトルネって人の家教えてよ~」
ボブ・ザック「いいぜ」と二人はトルネの家の位置を教えた。
―——―深夜のトルネの家の前
リンネ「フェリシア何をするの?」
フェリシア「雪でゾンビ型ゴーレムを作るの。 トルネって人の家の前にたくさん並べてみるよ」
フェリシアはトルネ邸の前に精巧なぞんびの氷像をたくさん並べて帰っていったのだった。
魔法で黒く染めたホオズキの花を大量に添えて……。
氷像ぞんびに「嘘つくな!」と血文字付きで……。(レバーで廃棄された血だけど)
次の日の朝トルネの絶叫が聞こえたのはいうまでもなかったのであった。
もちろんソレイクにばれて盛大に怒られたのはいつものことだった。
鬼灯の花言葉は「偽り」「ごまかし」「欺瞞」です。
人に贈るのはお勧めできません。




