幸あれ!
ハローご機嫌いかがうるわっしゅー?
「あっっついわね……。あっちぃ、あっちぃ、あっちぃわ……」
今日の私は出張中。夏真っ盛りのこの地域は、夜になっても汗が噴き出る。まあ、人込みの熱も手伝っているだろうけど。
こんな夜は、キンキンに冷えてやがるぜっ……なビールを引っ掛けたいものね。
◆
胸ポケットに「コウホ」と書かれたネームプレートを着けた店員がジョッキを持ってきてくれるやいなや、持ち手をしっかり握り込んで中身を肉体へ。
「くぅ~! やっぱこれね~!」
劇場版がなかなか完結しなかった某アニメの女指揮官よろしくビールに唸っていると、隣の席に座っていた女性に絡まれた。
「ロ〇テのト〇ポね!」
「……はぁ?」
「あぁ気にしないで頂戴。私、ここのオーナーなの」
あら、そうだったのね。
「って何の説明にもなってないわよ」
「だったら、わたしから説明するのぜ、orz」
「うわぁっ!」
今の今まで、女性がカウンター席の椅子ではなく、踏み台と四つん這いになった小さな女の子の上に尻を載せていることに気がつかなかった。
「な、なな何この子!?」
「この子は私のビックリドッキリフレンズ、大須多十羽ちゃんよ」
「将来の夢は人々の礎になること、なのだぜorz」
「それじゃあ、説明よろしく頼むわね」
「わかったのぜorz。……せつせつ、めいめい」
「……」
「(orzの構え)」
「(ドヤ顔の呼吸)」
「…………って! 何の説明にもなってないわよっ!」
「『何の説明にもなってない』。歴史は繰り返すのねぇ~」
「のぜ~」
(何故か私の頭に落ちてくるタライ)
「オチがついたわね! これがエリーぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃトオーナーの成せる技よっ!」
意味分かんないし、意味分かんないし。