魔王ですが、勇者のレベル上げに協力します!!
最初の2話くらいはかけるんだけどねぇ・・・
少し修正かけた。
金稼ぎ。経験値稼ぎ。
RPGでは敵を倒せばいい。
「敵がいねぇ。」
回りに敵0
レベル上げも金稼ぎも出来ない。
「じゃあ、私の出番かな!」
自身の足元に魔方陣を描く魔王。いや、真央。
足で適当に描いているみたいだけど大丈夫か?
「出でよ~。」
出てきたのは金色、銀色に輝く石。
金、銀それが表すものと言えば。
「経験値と金を持ってるやつ!!」
しかし、逃げるんだよなぁ、固いし。
と、思っていたのだが動かない。
よく見ると真央が威圧をかけていた。
テキストには『ビビっている』と出た。
「逃げないとあらば!!」
一発殴る。
『会心の一撃!』の表示と共に敵に300ほどのダメージが入る。
初撃会心とは幸運よ。
「もう一発!!」
『会心の一撃!』
は?
レベルの欄を見ると1体で15まで上がった。
違う、今はそっちよりステータスだ。
STR 、VTRHPは普通の数字が並んでいた。
とりあえずLUKに9がいくつか並んでいた。
ただしMP0
INTはあるのにな。
これですね。
加えてスキルに『常時会心率大幅上昇』『常時攻撃必中』ってついてた。MP
明らかにチートなやつですわ。
ただしMP0か。ワケわからん。
次、称号
『勇者』知ってる
『常時スキルマスター』なんだこれ。
《獲得条件》|MP0であること。
《特殊効果》SP獲得量3倍。MPが0から代わらない。常時スキル獲得必要SP半減。常時スキル効果50%上昇。常時スキル以外獲得禁止。
つまり常時スキルを使うときに強いって訳か。
うん、チートだわ。
「でも、敵を出せるのはありがたい。もっと出せる?」
「出せるけど、魔力限界までしか出せないよ?」
「あとどのくらい?」
「10回以上はきついかな?」
うむ、嫁に無理をさせるわけにはいかない。
何かいいスキルはないかな?
獲得可能スキルを確認する。
順番に確認していくと二つのスキルが目に留まる。
『常時周囲味方HP回復』
『常時周囲味方MP回復』
名前の通り周囲の味方を回復させる力らしい。
「回復量は絆の深さに比例」とあるので俺が回復させる量は一番多いだろう。
その二つのスキルを取る。
「魔力が回復してきた!!これならそれなりの回数出来るよ!!」
「よし、やるか!」
そうして経験値と金を持ったモンスターを大量召喚してもらい、それを倒す。
途中で『常時獲得経験値上昇』と『常時獲得金額上昇』を取っておいた。
終わった頃にはお金は7桁レベルも60になっていた。
「真央、ステータスとか見せられる?」
「スキル・・・あ、あれね。」
真央の名前の書いてあるのがテーブルに表示される。
他の人には見えていないらしいしどうなってるんだこれ。
すべてのステータスが桁違いだった。
さすが魔王。
特に魔力。
スキルの欄を確認する。
『魔王召喚式』これが恐らくさっきのモンスターを出すやつだろう。
『魔王の翼』最初に飛んできたやつか。
『プレイヤーサーチ』最初に俺をこれで見つけてきたらしい。
以上。
魔王でもスキルは多くないのか。
称号の欄も一応見ておこう。
『魔王』俺の勇者みたいなやつだよな。
でもそれ以外ない。
「でも、どうしようか、他のスキルとった方がいい?」
「攻撃呪文とかあったよ!!爆破魔法とか風刃魔法とか。」
「じゃあ、各属性で強い方のを覚えられる?」
「うん、任せといて!」
「それと回復魔法を覚えてもらえると助かる。」
「うん、死んじゃ意味ないもんね。」
彼女のスキル欄に『回復魔法』『蘇生魔法』『灼熱魔法』『水流魔法』『流星魔法』etc.
なんかかなりヤバイそうなスキルが多かったな。
「これならそれなりに戦えるかな?」
「暫くはやられることなんて無いだろうな。」
でも、警戒するに越したことはない。
『常時周囲味方防御上昇』
『常時周囲味方速度上昇』
『常時周囲味方運上昇』
とりあえず基礎能力を上げることにしよう。
「よし、今日はもう休もうか。」
「えー夜はまだ長いよ~?」
「とりあえずこの世界で安定した生活をとれるようにしてからな。」
「はーい。」
神様わりと悪くない調整しやがって。
でも、最終的に魔王を倒せなんて言わないよな?
これ以上続かなかったら現実のせいです。