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〓少女のおはなしはじまったばっかり〓
最後にもう一度あらすじを読んでみよう。
きっとあなたは考えが変わるだろう。
あのね
世界中のみんな
好きなことがあると思うんだ
「少女は話していた」
「まるで誰かに語りかけるように」
そんな自分の好きなことを批判されたりけなされたりされると
どんなに強いひとでも絶対にとても
『悲しむんだ』
ねぇ
あなたは何でそんなことをするの
ねぇ
教えてよ
好奇心
それとも
いたずら心
「少女はそう言いあの子との距離を詰めた」
……………………
ふーん
教えてくれないのか
じゃあね
あなたにもね
『同じ悲しみをあじあわせてあげるね!』
「少女は満面の笑みでそう言った」
そして少女たちの交換日記はそこで終わっていた
そのページに1番の鍵を挟んだまま
〓END〓
さぁ、もう一度あらすじを読んでみよう。
きっとあなたは考えが変わるだろう。