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掌編小説集3 (101話~150話)

真似

作者: 蹴沢缶九郎

花から進化を遂げた花人間は、その大きな葉っぱでたまたま近くを通りかかった人間を捕まえると、突然人間の頭の毛をむしり始めた。


「い、痛い痛い痛い。」


男は髪の毛をむしり取られるあまりの激痛に泣きながら悲鳴をあげるが、花人間は構わず髪の毛をむしり続ける。髪はブチブチと音を立てて抜かれていく。


「やめてくれ。俺が一体何をしたって言うんだ。何か俺に恨みでもあるのか?」


すると花人間は髪の毛を抜く手ならぬ葉を止め言った。


「面白い事を言う奴だ。もちろんお前に恨みなどはない。ただお前達が私達にした真似をしているだけだ。好き…嫌い…好き…」



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