……や――は二文字セットで使う。
……(三点リーダー)や――(ダッシュ)は二文字セットで使う。このルールを守っていない作者は大勢居ます。
ひどいときには・・・(全角の点三個)や・・・(半角の点三個)を使っている作者も居ます。
ーー(伸ばし棒)や--(全角マイナス)使いの作者もいます。
かくいう私も、----(半角マイナス)を場面の切り替えに使ってしまったりしています。
が、この際、そういう作者は無視しましょう。紙に印字されたまともな小説を読んでいれば、……や――が一般的であることはやがて分かるはずです。とりわけ、「タテ書き小説ネット」でも読めるように、あるいはガラケーやスマフォでも読めるように、と考えるのであれば、ちょっとした見た目は気にせずに上記の表現に統一すべきです。
IMEというのは聞きなれないかもしれません。要するに文字入力バーのことなのですが、MS-IMEやATOKなどが有名です。これの辞書に、「;」で「……」が、「:」で「――」が出るように登録してしまうというのが、しがない物書きである私が伝えられる唯一のコツです。
こうすると打ち間違えなどで悩まされることが無くなります。
今すっごい秘密の魔法を暴露したような気がしていますが、たぶん気のせいです。
章の区切りにどの記号を使うべきか。あるいは何も使わずに四行くらい空けたほうがいいのか。これも議論になる点です。縦書きの紙媒体であれば改ページすることができますが、小説家になろうでは横書きな上に、改ページが使えません。
章の切り替わりを小説の各話に当てはめる作者もいますが、各話の長さを統一するために、やはり工夫が要ります。これは非常に難しい問題で、様々な作者が頭を悩ませています。
重要な点として、――は縦書きにしても読めますが、--(全角マイナス)や----(半角マイナス)は縦書きにすると読めません。繰り返し書きますが、様々な方法で読まれることを意識するのであれば、表現の統一がとても重要な問題になってきます。
さて、次に行きましょう。