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この連載は本当に、誰でも分かる!のか。

 こんにちは。再び作者です。今回もまたしても感想欄からの拾い上げです。いいかげんにしろ作者。そろそろ読者に見切りをつけられるぞ。


>このエッセイ、誰でも分かるように書かれていませんよ


 このエッセイを書くにあたり、どのレベルに焦点を絞るべきかを考えました。

「小説を書くことを楽しむ」「評価に振り回されるな」という基本的なことに関しては、既に素晴らしいエッセイが短編長編問わずいくつも書かれていました。従って、同じことを書くのは完全な無駄であると考えました。


 いきなり技巧を解説されても、といいますが、このエッセイは「小説の書き方」のメモであって、「小説を書く上での心構え」を書いたものではありません。小説家を目指そうとするその筋のど素人は、もっと有名な先生の書いた立派な「小説を書く上での心構え」本を、図書館で借りるか何かして読むべきでしょう。


>また、これを読んでいる層をお考えになったことはあるでしょうか。

>もしかしたら、まだ年端もいかないような子供が見ている事も、あって然るべきです。


 それは知っています。私も幼いころ、小説を書こうとしてワードプロセッサーを叩き、印刷した原稿を大人に笑われたことがあります。句読点が打たれていない。段落ができていない。起承転結が無い。ぼろくそに言われました。

 その度に、なんで学校は国語の授業で、小説の書き方をきちんと教えてくれないのだろうと首をひねりました。


 私に必要なのは「小説というのはこれを守ればいい」というルールでした。そしてそれは私が大人になっても、ついぞお目にかかる機会がありませんでした。だからこのエッセイを書いたのです。それは心構えや精神論ではなく、「小説の書き方」です。倒置法は使わず、ドラマチックでも無く、単に上から下に読んでいけば分かるように書いたつもりです。


>もう少し「誰でも分かる」の部分を噛み砕いて説明したらどうでしょうか。

>そうすれば、多少ながら小説を書いてみたいと思う方を増やせるのでは?


 小説を書いてみたいと思うのは大前提です。その灯火は消さずに、燃え上がらなければなりません。

 このエッセイは湿気っていて、火が燃え移らないというなら、それは事実かもしれません。


 もしこのエッセイが使えないと分かったら、別のエッセイを読んでください。幸い、小説化になろうには、もっと良い「小説の書き方」のエッセイがいくつもあります。そちらには小説を書く上での心構えや、初心者でも楽しく読めるユーモアがあるかと思います。それでも駄目だというのなら、図書館をあたってください。


 ただ私の経験上、読者にぴったりの本は、20冊読んで1冊あればいいほうだと思います。

 ということは、つまり統計上95%以上の読者は、このエッセイをゴミだと判断するということです。分かりにくいと言って投げ捨てるということです。それはしかたがないことです。


 そういう現実があるので、「誰でも分かる」というタイトルは、100%の読者に受ける万能薬という意味で書いたのではありません。1話、1文でもいいから、何処かの誰かの役に立てるようにと書いたものです。


 人によっては、おそらく5%以下だと思いますが、このエッセイを最後まで読んで自分の作品の参考にするかもしれません。私はそれでいいと思っています。小説の書き方に答えはありません。単に、合う合わないがあるだけです。


 今回は以上です。

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