ジャンルを決める。
まず書くにあたって、ジャンルを決める。これは難しいことです。特に、自分でもどれに向いているか分からない最初の作品となれば、なおさらです。
ですが需要と供給に従って決めるとすれば、断然「ファンタジー」になります。
日間ランキングに入ってくるのは、決まってファンタジーです。人々はパンとファンタジーを求めています。作者であるあなたはその供給者になることができます。おめでとう!
とはいえ、自分なりに書いた、自分では面白いと思うファンタジーにポイントが入るか? と言われれば微妙です。日間ランキングは瞬間風速とも呼ばれ、なかなか安定して面白い作品が上がってくるわけではありません。週間ランキング、月間ランキング、累計ランキングに入るような作品であっても、自分が面白いと思えなければ何の意味もありません。
恋愛が書きたいなら、恋愛でもかまいません。SFが書きたいなら、SFでもかまいません。なんならホラーでもいいでしょう。ただ、過疎ジャンルに移るにつれて、だんだんとメジャーの潮流から離れていっていることは自覚しないといけません。
重要なのは自分を信じることです。某大統領も言っています。ビリーブ・ユア・ジャスティス!!
さて、話を現実に戻しましょう。まず間違いなく、あなたの書いた短編作品は埋もれます。長編連載も見向きもされないでしょう。あなたは無名なのです。ごみ芥なのです。ひとえに風の前の塵に同じなのです(誤用)。
とりあえずファンタジーの基礎であるドラクエあたりをプレイしましょう。
ソードワールドRPGと、ソードワールド2.0もお勧めです。
モンスター図鑑もAmazonで安く売っています。
スカイリムをプレイして現代風の冒険者というのに慣れるのもアリでしょう。
Wikipediaとにらめっこしながら、本格的に中世史を勉強するというのもアリでしょう。
でもそういう努力とランキングは関係ないんです!! ここを間違えないでください!!
どんなにファンタジーに詳しくなっても、ヒット作を書けるようになれるわけではありません。
予言しましょう。
冬の時代が続きます。
あなたの魂の全てを込めたファンタジー作品が、0ptのまま放置されます。
宣伝の方法は後述します。ですが、宣伝しても0ptのままであったときの悲しさは異常です。
耐えねばなりません。耐えて、次回作を書きましょう。
そのうち評価ptが、二桁、三桁の作品も出てくるでしょう。運があれば四桁まで届くかもしれません。
しかし感想欄には悪罵が飛び交い、精神は削られ、あなたは倒れそうになると思います。
耐えねばなりません。小説家になろうとは、そういうわりと殺伐とした場なのです。




