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S  作者: ぼーし
第五章 【亜人】編
54/62

-45- 双眸の黒き炎は復讐の誓い

1日目  鎌咲、霧裂と別れる。45話前半

2日目  霧裂、堕神ステラを復活させる。

      霧裂、【豪商】と別れる

      霧裂、義妹と再会。

2日目夜 【豪商】死亡。45話後半

3日目 VS【海龍帝】 VS【天鳥帝】

 時は遡る。

 太陽が真上に昇り、燦燦と大地を照らす正午頃。

 丁度、霧裂グループと鎌咲グループに分かれた頃。


 とある極東に位置する一つの島。青々とした森林が生い茂るその島の中心部には、くり貫かれたように木々が無く、代わりに大きな城が存在していた。高さ一〇〇メートルを越す城壁の内部は、街のような造りに成っており、さらに進むと山のように巨大な白亜の城が姿を現す。


 その白亜の城の一室で、一人の女性が叫び声を上げていた。


「っにゃァァああああああああああああああああああああああああッッッ!! あんの糞馬鹿お転婆娘ェェええええええッ! また消えたニャァァァあああああああああああああッッ!!」


 目の下に隈を作り、折角の美貌を台無しにしている猫耳の女性。ウェーブの掛かった金髪も、心なしかくすんで見える。胸に二つの爆弾を抱えるナイスバディをビキニアーマーで申し訳程度に隠している女性の名は、ネコ。明らかに本名ではないが、本人がそう言っているのだから仕方が無い。ネコという名はあまり知られていないが、彼女のもう一つの名は世間に知れ渡っていた。


 【戦乙女】。【魔女】の右腕と称される凄腕の亜人……と呼ばれている。

 そんな彼女が、疲労困憊で項垂れ大理石の床に四肢を付け嘆いていた。


「ニャぁ、またあのお転婆は護衛も付けずにぃ。あの馬鹿自分が世界最大の犯罪者だってゆー自覚はあんのかニャぁ……なさそうだニャぁ」


 ポタポタ涙を流し嘆く彼女が居るのは、豪華な一室。豪華な装飾が成された机に革椅子。さらにはこんなに必要か? と疑問を抱くほど数多くの引き出しがある箪笥に床の上にはふっわふわのレッドカーペット。どこもかしこも豪華一色だが、ただ一つこの部屋にそぐわない物がある。


 それは、やはり豪華な天蓋つきのベッドの上にある、お手製の縫いぐるみだ。大きさは一メートル程、中にたっぷりと綿が入れられておりぱっつんぱっつんに成っている縫いぐるみは、簡単な人型の形を取っており、ただその体に一言。

 『兄貴っ!』とデカデカ書かれているだけで目も口も鼻も無い。ソレで良いのかと疑うほどの手抜きだ。全く持って異色を放っていた。


 それは、ともかく。

 嘆いていた【戦乙女】の背後にある、この中世の雰囲気の部屋に少し合わない大きく、金の装飾が成された漆塗りの扉が、ゆっくりと開かれる。どうやら先程の【戦乙女】の叫び声に反応して来たようだ。


 入ってきたのは少年だった。眼鏡をかけ、やはり目の下に隈を作っている随分とくたびれた少年。幾分か頬がやつれている。少年は面倒臭そうに【戦乙女】を見て、


「どーしたんですかネコさん」

「うニャー、また馬鹿がいなくニャってるニャ」

「そーですか、ならさっさと探しに行って下さい早急に。そんなところで嘆いてないでほら早く」


 しっし、と手を振り、部屋を出て行こうとする少年だが、その前にグワッ! と素早く【戦乙女】が少年の肩を掴んだ。


「そうはいかニャいニャ! もうミーは限界、今回はりっくんが行くニャッ!」

「ボクに……探しに行けと? この、ブラック企業も裸足で逃げ出す激務をたった一人でこなしているこのボクにさらに厄介ごとを押し付けると?」


 少年の纏う雰囲気がなにやらいけない方向に一変したのだが、【戦乙女】はとにかく自身が楽したい一心で大きく頷いた。


「そうだニャ!」


 瞬間、少年の頭の中でプチッと何かが切れてしまった。


「ざっけんじゃねぇぞこのビチクソがァァァあああああああああああああああああ!! テメェボクが一体どれだけ苦労してんのか分かってんのかアン!? この! 国の! す・べ・てをボク一人で回してるんだぞゴラァ! 大体おかしィィィだろォォォ!! ボクは中卒のガキだぞ分かってんのか!? ねぇそこんとこ分かってんのアバズレ!! そのボクに何で書類なんかを全部全部全部ッ! 押し付けんだよォォォおおおおおおおおおおおおおッッ!! 分かんねェェよッ! ひとっつも分かんねぇよッ!! 中学卒業したら国の重鎮になりましたって笑えねェェェェんだよッッ!! すっげぇ出世じゃんって言われるかもだけど秘書も何も付けずにただ書類差し出されて『これやっといて』ってオォイ! ヤル気アンの!? ボクは天才でも秀才でもない平凡な中坊だかんね!? 分かるわけないじゃん! 一体何をボクに期待してるわけ!? いや知ってるよ? オマエラがなんでボクに書類仕事を全部押し付けたかなんて分かってるよ? ああそうさこの前聞いたからね! ボクは言った! オマエに聞いた! 『なんでボクに書類仕事全て押し付けるんですか? どちらかといえば力仕事のほうが良いんですが』ってね! するとオマエはボクにこう言った! 『だって眼鏡じゃん(笑)』。アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! 馬鹿か!!! 眼鏡だからなに!? 勉強できねー眼鏡は大勢居んだよ! 運動できる眼鏡が居ちゃ悪いか! 眼鏡で根暗でコミュ障で友達ゼロで虹オタの勉強苦手運動得意が居ちゃ不味いのか!? ええ!? なんとか言ったらどうだよクソビッチィィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッ!!」


 彼は普段は常に敬語を使うとても温和な少年である。

 本当だ。ただ、誠に残念なことながら、今の少年は現在一週間近く一睡もしていない状態。徹夜をし過ぎるとオカシナテンションになる人が居るが、どうやらそれを超えるとブチ切れるようである。


 そして、忘れてはいけないのが現在罵詈雑言の嵐を一身に受ける【戦乙女】の事。何を隠そう彼女もまた一週間徹夜状態。つまり、どうなるかといえば決まっている。


 【戦乙女】は息継ぎの為口を噤んだ瞬間、少年の胸元を片手で捻り上げる。

 その目には僅かばかりの理性しか感じられない。まぁ当然だ。何しろ彼女の脳内は既に、


 いけない何かがプッツン状態☆


「好き勝手言ってんじゃねェェェぞ糞餓鬼ィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!! そ・も・そ・も! ミーはまだ処女だゴラ!! このビキニアーマーの良さがわかんねーたァまだまだ乳くせぇ餓鬼なこたぁあるなぁそうだろッ!? 処女が! まるでビッチの如く! ビキニアーマーを身に纏い! 数多の男共を誘惑しつつ華麗に舞う! そのなんとも言えない禁忌感的なものがサイッッッコォォォに興奮すんじゃねぇか!!」

「ハハ! つまりビッチ予備軍で訳ですか! 把握しましたよ! ええ分かりましたとも! 結局……ビッチと変わんねェェェェじゃねェェェかァァァァァああああああああああああああああああああああ!!!」

「るっせェェェェェエエええええええええええええええええええええええええ!!!」


 完全に口調が崩れてしまっている。【戦乙女】の『~ニャ!』口調は何処へ行ってしまわれたのか。このままでは殺し合いにまで発展しそうなほどに気が高ぶってしまっている二人。こう見えて、少年も四人居る幹部の一人、実力は折り紙つき。実質【戦乙女】と同レベルの彼にも当然ながら二つ名はある。


 【粉操者】。それが彼、粉雪(こなゆき) (りく)の二つ名である。

 まぁ多くの者が今の粉雪を見ても本人とは気付かないだろうが。


「あったま来た……もうボクは誰にも止められませんよッ!」


 少しばかり距離を取り、粉雪がネコを睨み付ける。

 粉雪の手に、視認出来ない『何か』が集束して行く。


「それはこちらのセリフだニャー……どうなってもミーは悪くないッ!」


 ニタァ、と黒い笑みを浮かべるネコの手首から先が変色していく。

 柔らかな肌色から、光沢のある銀色へと。


 共に戦闘態勢を整えた二人は、そのままの勢いで激突する……その直前。再び重厚な扉が開かれた。今まさに殺し合いをおっぱじめようとする二人の居る部屋に入室したのは、銀色の髪をポニーテールにした緋色の目が特徴的な隻腕の少女。


 氷のような冷たい美貌、右腰に下げられた紅と黒の双剣や、恰も戦場にいるような禍々しい剣呑な雰囲気を纏っているせいか、随分と冷徹な印象を他人に与える少女は、無表情にネコと粉雪に視線を向け、


「……静かにして。眠れない」

「ニャに! 眠れないって眠ってたのかニャ!!」

「……うん。もう、押し付けられた仕事全部終えたから」


 眠そうに目を擦りながら言った少女の言葉に、粉雪はサッと顔色を悪くさせた。粉雪が少女に押し付けた仕事は、簡単には終わらない。押し付けたのが三日前、最低でも一週間は掛かると思ったのに既に終えたなどと言い放った少女。一体どうやったのか、と一瞬だけ思案した粉雪は、一つの答えを見つけたが故に、もともと悪かった顔色をさらに悪くさせたのだ。


「まさか、殺したんですか?」

「……恩人の仲間は殺さない。私もソレ位の礼儀はある」

「そうですか、良かった。ボクはてっきり面倒臭いから皆殺しにしちゃったのかと……」

「……貴方の中の私のイメージが良く分かった。暫く背後に気をつけた方が良い」

「ひぃっ!」


 ガタガタと震え始めた粉雪。既に先ほどの殺気は霧散していた。ネコは右手を元に戻しつつ、無駄にエネルギーを使ったせいかさらにゲッソリと肩を落としていたが、不意にガバッ! と顔を上げた。その顔には『良いこと思いついちゃったニャ♪』とありありと書かれている。


「ニャあ、頼み事が一つあるんだけどお願いできるかニャ?」

「……はぁ、なに?」

「実はミーたちのボスが行方不明なのニャ。恐らく、こないだ魔力反応が途絶えた狐人種の村に居ると思うのニャ。見つけて連れ帰ってきてくれニャいかニャ」


 ネコの言葉に、心底嫌そうな顔をしながらも、少女は首を横に振る事無く一つ頷いた。


「……分かった、行って来る」

「よろしく頼むニャ~」

「無駄な殺しは控えてくださいね! それと尾行に気をつけて! 後、帰ってくるときはまず連絡を――」

「……一々言わなくても分かってる。私を舐めてるの?」

「めめめめ滅相も無い!」


 キッ! と一つ睨みを利かせれば、残像が出来るほど高速で首を横に振る悲しき少年像の出来上がりだ。少女は腰に下げた剣を指でなぞり、感触を確かめる。

 暫しして満足そうに頷いた少女は、そのまま全身に流れるように赤黒い『闘気』を纏い走り出す。


 あっという間に常人では目視できない速度に達した少女は薄く微笑む。


(……ああ、なんだか。今日は良い事がありそう……)


 少女の名はセレーネ=クレスント。

 二つ名【狂月】を与えられ、SS級賞金首認定されている彼女は、現在、一人の少年との殺し合いに恋する乙女チックな少女なのだ。恋するベクトルが同年代の少年少女とは若干違うが、そこは戦闘狂な【狂月】。これが彼女の平常運転(クオリティ)である。



◆ ◆ ◆



 夜、月が大地を照らす頃。

 ハクたちはサリアナの村からかなり離れた場所でキャンプをしていた。

 焚き木を囲むのは、ハクの他にサリアナ、キュー、シャルロット、ステラの二人と一匹と一柱である。


 いや、正確には後一人居る。

 それは焚き木からほんの少しだけ離れたテントの中で、横になっている美少女だ。


 人になったとは言え、十分常識はずれな腕力を持つハクと、正真正銘本物の神の一撃をモロに受けた美少女・霧裂(きりさき) 九埜(ここの)の顔面は、ちょっと描写したくない感じのヤバイ絵面になったのだが、そこは義兄・霧裂が慌ててぶっ掛けた『オカシクならない系の薬シリーズ』のお陰で綺麗に完璧元通りだ。


 だが、ダメージだけはしっかりと残ったようで、夜の帳が下りた現在も九埜が気絶から起きる気配はない。


「ねぇ……瞬とアイツどこ行ったのよ」


 なんとなく喋り辛い雰囲気の中、まず口火を切ったのはサリアナ。うつらうつらと眠そうなシャルロットと、その腕の中で丸くなっているキューの方に時折視線を投げ掛けながら、サリアナは無言で木に寄りかかるハクに尋ねた。


《……気にするな》

「なによ、あんた達私に何か隠してるでしょ」

《聞こえなかったのか? 気にするな(・・・・・)

「ッ!」


 僅かな殺気を込めたハクの言葉に、サリアナは短く息を呑み視線を自分の膝に落とす。ハクも特に言う事は無いのか、腕を組み目を閉じる。再び無言が支配するこの場で、ひとりステラは息を吐き出す。


 ステラの神格は『救済』だ。

 だからこそ、あの『救われなかった者たち』を見て、心が痛んでいた。


(ああ、私は弱い。だからこそ、『堕ちた』のでしょうか……)


 自身の不甲斐なさを噛み締めながら、彼女は無言で『救済』を司る自らを救ってくれたマスターの帰りを待っていた。






 ハクたちが夜営している場所から、森の中を幾何か進んだところに霧裂と瞬谷の二人は居た。霧裂は木に背を預けた状態で立っており、その足元の地面にはエーテルが突き付けられている。瞬谷は霧裂に背を向ける格好で、大き目の岩の上に座り込んでいた。


 この場にはあのエーテルが居るというのに、間違いなくハクたちが居た場所よりさらに空気が悪い。重苦しい圧し掛かるような空気が辺りに立ち込めていた。


 何時もは馬鹿でどうしようもない変態であるエーテルだが、流石に空気が読めないわけではない。先程から口を噤み、一言も言葉を発していなかった。だが、霧裂にとっては何時も通り馬鹿騒ぎしてくれることを期待していただけに、『なに空気読んでんだよ何時も通り変態発言連発しろよこの万年発情駄剣』といった心情である。


「それで……どうでしたか?」


 一体なんと言って良いのか分からず、顔色が悪くなっていた霧裂に声を掛けたのは瞬谷だ。だが、瞬谷の声は霧裂が聞いた事の無い声色をしていた。只管感情を押し殺した、瞬谷の声。霧裂は小さく息を吐き出し、覚悟を決める。


「全滅だった」

「そう……ですか……。はは、霧裂さんの顔見たときから、なんとなくそんな気はしてました」

「……遺体は燃やしたよ」

「ありがとう、ございます」


 そこで会話が途切れる。無言で俯く瞬谷の表情は、霧裂からは見えない。霧裂は顔を上げ満天の星空を見ながら、あの後の事を思い出す。


 あの後。

 九埜と最低の再会後、霧裂は目前の光景に絶句した。

 死体死体死体の山。狐の特徴を持った、屍たち。


 首がねじ切れた少女。

 四肢を捥がれた少年。

 体の至る所に黒い穴が開いた青年。

 内臓を口に詰め込まれた男性。

 陵辱された跡のある、首なしの女性。

 全身の皮膚が剥がされ顔のパーツを削り落とされた老男。

 強引に逆十字の形を取らされている老女。


 あらゆる死体が。

 あらゆる殺され方をしていた。

 見るに耐えない地獄のような光景。


 霧裂は無言で、その全てを燃やし尽くした。あまりに呆気なく、彼らは燃えて行く。彼らが生きた証拠全てを燃やしつくし、彼らの地獄を全て燃やし尽くした霧裂は、すぐさま瞬谷と連絡を取りサリアナの村があった場所からかなり離れた場所で落ち合う。


 サリアナは何も知らない。つい最近、とんでもない化物がこの森を通ったお陰か、随分と森の様子は変わっていた。そのお陰でサリアナはこの森が、幼少の頃駆け回った森だと気付かなかった。


 瞬谷も霧裂も、サリアナに真実を教える気など毛頭ない。一体どんな顔をして言えというのだ、サリアナの小さな頃から知っている知人が全て殺されたなど。言える筈が無かった。


 す、と回想から戻ってくる。視線を瞬谷の方に戻すが、視線の先の小さな背中はいぜん真っ暗な雰囲気を纏っていた。霧裂は静かにその場を立ち去ろうとして、瞬谷の声に足を止めた。


「霧裂さん……村には、死体のほかに何がありました?」

「凶器がちらほらあったな」

「それだけですか?」


 瞬谷の言葉に、霧裂は首を傾げ、


「んー……あっ、そういや十字架が幾つもあったな」

「十字架?」

「ああ、しかもなんだろ、ただの十字架じゃなくて、そうだな……逆さまの十字架。なんか分かるか?」

「……いえ、すみません。心当たりはないです」

「そっか……なんかあったら言え」

「はい、ありがとうございます」


 頭を僅かに下げ、礼を言う瞬谷を見て、今度こそ霧裂はその場を立ち去る。

 霧裂が向かうのはハクたちが居る場所……ではない。

 霧裂もまた、少し一人になりたかったのだ。


 そして、霧裂は去った後、一人残った瞬谷は虚空に言葉を投げ掛ける。

 ポツリポツリと、刻み込むように。


「逆十字……『断罪』のシンボル……、そんなモノをわざわざ使うやつなんて心当たりが一人しかいねーよ……」


 握り締めた拳から、噛み締めた唇から、血が滴る。

 俯く瞬谷の顔を彩るのは、たった一つの感情。

 計り知れない――――憤怒。


「……………………【聖騎士】ィ……ッ!!」


 ゴトゴト、と。黒き炎が燃え盛り、狂気が渦巻く。

 瞬谷の瞳から光が消えうせ、暗く深い濁りきった闇に飲まれていく。

次回は早めに更新します。

次回のサブタイは【運命はヤンデレに味方するようです】。

……あ……れ? メインヒロインって……一体なに?

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