設定資料集 情報整理にどうぞ
以前書いたものを投稿してみます。
自分がどれだけオリジナル作品を書けるか試したものです。
楽しんで頂けましたら幸いです。
『遥か昔、この世界には二体の全てを超越した生物が存在した。
創造の超越者、名を聖龍という。
彼の者の息吹が全てを創造し、生命を生み出した。
破壊の超越者、名を邪龍という。
彼の者の息吹は全てを破壊し、混沌を生み出した。
そんな二体の超越者。
彼の者達が争うのは必然であると言えた。
全てを創り出し者と全てを破壊し者。
彼らの争いは熾烈を極めた。
何十年、何百年、何千年、悠久の時を経てもなお終わりを告げる事はなかった。
聖龍によって創り出された数多の大陸が邪龍によって次々と破壊され、広大な土地を有する大陸が一つ残された時、彼の者達の争いは形を変えた。
彼の者達は自らが争う事を止め、自らの配下となる生物を創り出し、それらを争わせる事にした。
聖龍は、知恵を持ち、生み出す力を持った人間という生物を。
邪龍は、頑強な身体を持ち、無に帰す力を持った人とはまた違った形を持つ亜人という生物を。
聖竜、邪竜の争いを受け継ぐように、人間と亜人は争いを始めた。
始めは生み出す知恵も力も持ち合わせていなかった人間が劣勢であった。
だが、時が進むにつれ、人間は何かを創り出すという事を覚えていった。
それが傷を癒す力であり、素手では決して敵わない相手に用いる武器であった。
更に、破壊する為に邪龍が亜人達に授けた魔術すらもその持ち前の知恵で習得してしまった。
こうして、知恵を使い始めた人間は徐々に戦況を覆していく。
だが、亜人とて知恵が無い訳ではない。
人間の創りだした武器の有効性を認め、亜人達も人間を真似て武器を生産していった。
未知への探求を忘れない人間と破壊への探求を忘れない亜人。
進化し続ける人間と亜人の間には既に優劣はなかった。
そして、争いを続けていく内に、人間と亜人は進化を重ねていき、聖龍、邪龍ですら驚愕させた。
そして、それと同時に、彼の者達は気付かされた。
創造と破壊は紙一重であると。
その事実を知り、彼の者達は悠久の時で互いに忘れていた事を思い出した。
それは自分達が元々一つの存在であったという事。
そう、聖龍と邪龍は表裏一体の存在であり、生物の持つ善と悪の観点から分かれた存在なのだ。
その事を互いが同時に自覚し、彼の者達は元の姿に戻る事にした。
そして、その姿こそが全てを創り破壊する全知全能な存在、神龍であった。
一つの存在となった神龍はそれからも人間と亜人の争いを眺めていた。
どちらかの創造者という立場ではなく、生物の可能性を見出した神として。
そして、神である神龍が見守る中、人間と亜人はそれぞれ国家を作り上げていった。
剣聖アゼルナートが建国したアゼルナート皇国。
聖母セイレーンが建国したセイレーン聖教国。
騎帝カーマインが建国したカーマイン帝国。
武神シュバルドが建国したシュバルド王国。
賢者メディウスが建国したメディウス魔国。
獣王ハインツが建国したハインツ獣国。
翼天カミナが建国したカミナ空国。
獄鬼バレントが建国したバレント襲国。
争いを繰り返しながらも、それぞれが平和な国を創りあげようと日々尽力していた。
神龍はそんな自分が創りあげた者達を眺め、自分という存在を必要としない時代がやって来たのだと悟った。
そして、各国に神具を贈り、大陸の中心に宮殿を創りあげ、その身を宝玉として封じ込めた。
神具、宮殿、宝玉を見た人、亜人は次々と悟っていった。
あれこそが我らを創りし神の化身であると。
それから、どの国でこの宮殿は絶対的に守護するものと定められた。
そして、人間、亜人、関わらず全ての生物が神龍を崇めていったのだった。』
ファレストロード教 聖典より抜粋
人物紹介
カリス アナスハイム 二十歳
本編主人公。幼少時に、アゼルナート公国アナスハイム伯爵家に拾われた。
生まれ付き最高級の聖の力と武の才能を持った超一流の騎士。兵種はドラグーン。
ファレストロード
巨大な竜。神龍山と呼ばれる亜人ですら近づかない山の頂に住んでいたところ、カリスが修行としてやってきた。
幾日もの争いを超えて、興味を覚え、笑い始め友として認める。年齢不詳。桁外れの能力で、言葉すら話せる。人にもなれる。カリスに愛娘を預ける。
ルル
ファレストロードの娘であり、カリスのパートナー。カリスとは一心同体のように息が合っている。
『アナスハイム一家』
エルムスト アナスハイム 二十二歳
アナスハイム家長男。若くしてアゼルナート騎士団所属獅子騎馬隊の隊長を務めるエリート貴族。カリスの事を本当の弟のように扱っている好男子。
トリーシャ アナスハイム 十七歳
アナスハイム家長女。若くしてアゼルナート宮廷魔術団に所属するエリート貴族。エルムスト、カリスを兄として見ており、二人の兄にベタベタ。
ジャルスト アナスハイム 四十八歳
アナスハイム家現当主。以前はアゼルナート騎士団の重役職に就いていたが、両親の死を理由に退役。現在は領地に専念。
マズリア アナスハイム 四十五歳
アナスハイム家の母。以前はアゼルナート宮廷魔術師団の副団長を務めていたがジャルストの退役を機に退役。副団長として部下達を教育していた。
オハラン ロンド 五十二歳
古くからアナスハイム家に仕える老執事。だが、その老獪な眼差しと騎士としての志は深くカリス達に影響している。
シズク ミルドール 二十一歳
エルムストの婚約者。エルムストが所属する獅子騎馬隊の副隊長を務める。公私共にエルムストとパートナー。
『カリスの仲間達』
ロラハム マルクスト 十六歳
カリスが旅の途中で拾った平民の子供。カリスを師匠と敬い、共に旅をした。必死にカリスより槍の扱いを学ぶ。
ローゼン ランスター 二十二歳
銀狼という絶滅危惧種で、瀕死のところをカリスに救われた。地上を駆けるスピードは大陸一。伝説に近い生物で、亜人として優秀な部類。獣になれる。
バロング マターニア 十八歳
鬼人と翼人のハーフとして生まれてきた為に迫害を受けてきた双子の兄妹の兄。等身大の刀を手に持ち、空中から勢いよく斬り込む。
イリア マターニア 十八歳
鬼人と翼人のハーフとして生まれてきた為に迫害を受けてきた双子の兄妹の妹。弓を片手に空中から敵を射抜く。
ミスト キルレイク 十四歳
忌み子と呼ばれる亜人と人の間に生まれた子供。エルフと人との間に生まれた聖魔の担い手。森の奥で隠れ住んでいた。実はカリスの異父兄妹。無口な少女。
ララック ライリック 十五歳
海賊団に所属していた少年。ロラハムと犬猿の仲となる。盗賊としてのスキルに優れ、鍵空け、扉空け、その他諸々お手の物。
ラミット サンスルー 二十三歳
カリスの戦争での活躍を見て、戦ってみたいと思い、手合わせを頼み込んできた傭兵。カリスを目標とするべく、合流。一流の剣士である。
アリア ルナーゼン 十八歳
ラミットの紹介で合流した弓矢使い。大人しい性格。ペガサスを狩るライダーナイト。
ユリア シーライト 十六歳
魔力資質の高い魚人。可愛らしい様子とは裏腹に毒舌であり、高飛車。お転婆でありツンデレッた。
ミルド ランスター 十七歳
ローゼンを姉と慕う銀狼少女。保護された際にアリアの家に住む事となった。
イレイス クレイン
魔剣士。どの団にも弾かれるも実力は確か。カリスと同期で入団する事となる。出世したい。
ロザニィ ラズリア
ソルジャー。魔槍、雷槍を使いこなす無口な女性。同じくカリスと同期。
キャル ラズリア
マジシャン。ロザニィとは双子である。氷結系統を得意とする明るい女性。同じくカリスと同期。
ガスト ゲイルライン
悪役。改め、カリスのライバル。
コウキ マエヤマ
鬼人。刀と呪術を主武器とした勝気で強気な男性。同じくカリスと同期。
『アゼルナート所属』
剣聖アゼルナートが建国した騎士道を重んじる騎士の国。国土は小さいが、活気に溢れている平和な国。
バイエン アゼルナート 五十二歳
アゼルナートを治める皇。剣聖の血を受け継ぐ老獪ながらも一流の剣士。現在は領地、国の事を最優先。
クラウス アゼルナート 二十八歳
アゼルナート家の正統後継者。歴代でも剣聖の血を最も受け継いでいると名高い。現在は全騎士団の統治をしている。
ザストン クリストフ侯爵 四十七歳
クリストフ家現当主。大柄な男性で、治安を目的とした歩兵達を纏める守護騎士団の団長を務めている。ジャルストと同期。
ミハイル ドリスター伯爵 二十七歳
ドリスター家現当主。細身で長身な男性で、多目的なドラグーン達を纏めた飛龍騎士団の団長を務めている。カリスを気に入る。
スノウ ドットラクト伯爵 二十九歳
ドットラクト家現当主。細身で背の小さな女性で、魔術を極めんとする宮廷魔術団の団長を務めている。マズリアの教え子であり、アナスハイム家と縁が深い。
シャロラ フリーゲルス侯爵 三十一歳
フリーゲルス家現当主。細身で長身な女性で、迅速な対応の為の機動騎士団の団長を務めている。騎士道精神に溢れる。
シルベスター セルベスター タンスロット 二十四歳
天空騎士団の団長を補佐及び副団長を務めるエリート貴族タンスロット家の双子兄弟。カリスと面識を持つ。
カイム ミステル伯爵
若くして両親を失い、爵位を受け継ぐ事となった若者。嫉妬強く、傲慢な貴族で、カリスと敵対する事とある。
セリス フォーラム 十九歳
カリスと領地が隣だった為、親しくしてきたフォーラム侯爵家の三男坊。兄達は立派な騎士であり、コンプレックスを抱きつつも負けじと頑張っている。
『セイレーン所属』
聖母セイレーンが建国した聖魔の国。巫女という存在が敬われるファレストロード教が最も根付いている国。
ファムリア セイレーン 四十五歳
セイレーン聖教国現聖巫女。種族を超えても気にしない度量を気に入り、カリスをルルシェの婿にしようと企む。
ルルシェ セイレーン 十九歳
セイレーン聖教国次期正統後継者。国の視察中にゴブリンに襲われ危機に陥ったところをカリス達に助けられて、カリスに一目惚れする。
リース セイレーン 十五歳
セイレーン聖教国第二後継者。カリス御一行のロラハムに気を惹かれる。カリスは兄として慕っている。
レイリー ステラ ホレスティン
聖巫女を支える巫女達の代表格。ステラはルルシェ、リースの幼馴染。
ランパルド アークライン
聖巫女達王家の者達の教育係。その知識は大陸一？？ セイレーン書庫の現司書長。
エルネイシア マゼルカ 二十九歳
セイレーンが誇るセイレーン魔術師団の団長を務める大陸屈指のマジシャン。カリスと親交が深い。
ユリウス キルアーノ 三十五歳
セイレーンが誇る聖騎士団の団長を務めている大陸屈指のジェネラル。魔術師匠主義の国で己の武力のみで武功を示してきた。騎士達の憧れ。
リュミナ フレイライン 十七歳
カリスが助けた元セイレーン聖教国公爵家の娘。盗賊に両親を殺された過去がある少女。火炎系統魔術を使う一流のマジシャン。現在はキルロスの補佐。
カルチェ バートン 二四歳
セイレーンの視察監視員で、外交官でもある。明るく気さくな男性で、カリスの友人。
キルロス マゼルカ 二十六歳
エルネイシアの弟。マジシャンとして優秀ながら、探求者としての癖が強く、強引にカリスの旅に付いてきた。今はリュミナと共にセイレーンへ帰郷。
ニコラ ランスター 十七歳
ローゼンの妹分。アークラインのお屋敷で仕給として働いている。おっちょこちょいでドジ。
ゲムニ コーラル侯爵 五十七歳
軍の相談役を務める国一番の老兵。
フレイライン ゲイルライン フリーライン エレクライン アークライン
セイレーン五公爵家。
『カーマイン所属』
クリストファー ギャラクシー
兵士の最高級であるドラグーンで最強を誇るカーマインの両将軍の一人。カリスのドラグーンとしての能力を評価している。
バルジスト トリスティーニ
カーマイン両将軍の一人で、騎兵を中心に全てを率いる女性。その圧倒的なカリスマ性で、人々を導く。
バビラス カーマイン
カーマイン帝国現皇帝。
『ドリスタン所属』
カーマイン過激派が独立した新国家。当主は貴族達が決めた。独国。
ズミニク ドリスタン
ドリスタン軍指揮官。
ムハト ドリスタン
ドリスタンの現当主。
『ハインツ所属』
グラニット ハインツ
ハインツ現当主。獣王と呼ばれるマンティコアの化身。
カーツォル マグンド
ハインツ獣国軍の総司令。金獅子の化身。
ライ ロロニット
ハインツ軍での若手ＮＯ、１兵士。
『シーライト海賊団所属』
シーザー シーライト
シーライト海賊団の女頭領。ユリアの姉であり活発で声が五月蠅い女性。ユリアをカリスに任せる。
兵種
ドラグーン 竜を操る兵 竜操士
マジシャン 魔術の担い手 魔術士
ソシアルナイト 馬に乗る兵 騎馬兵
アーマーナイト 甲冑に身を包む兵 重厚兵
プリースト 聖なる力の担い手 聖術士
アーチャー 弓矢の担い手 射手兵
ソルジャー 陸を駆る兵 剣士 槍士 斧士
アサシン スピードを活かす兵 隠密兵
ジェネラル 壁となる重厚な兵 将軍
パラディン 騎士に与えられる最高称号 聖騎士
ライダーナイト 何かしらに乗る兵 騎操士
グリフォン ユニコーン ペガサス ドラゴン ワイバーン マンティコア
階級
下級兵士、中級兵士、上級兵士の兵士職。
准騎士、下級騎士、中級騎士、上級騎士の騎士職。
准聖騎士、聖騎士の最高職。
魔術
火炎 疾風 氷結 雷撃
疾風→火炎→氷結→雷撃→疾風
魔術分類
火炎
下位 ファイヤーボール
中位 ファイヤーウォール
上位 ファイヤーインパクト
最上位 ボルカノン
氷結
下位 アイシクルアロー
中位 アイシクルシールド
上位 アイシクルクロー
最上位 ブリザード
雷撃
下位 サンダーボルト
中位 サンダーバリア
上位 サンダーライトニング
最上位 サンダーブリッツ
疾風
下位 ウィンドカッター
中位 ウィンドシールド ウィンドニードル
上位 ウィンドストーム
最上位 サイクロン
海
下位 ウォータアロー
中位 ウォーターシールド
上位 ウォータニック
最上位 シードライブ
混合魔術
禁縛 シールド、バリアの四系統全てを組み合わせた絶対捕縛魔術。エルネイシア専用。
ファイヤーストーム 炎を纏いし竜巻。
アイシクルストーム 氷を纏いし竜巻。
設定資料です。
情報整理に使って頂けたら幸いです。
