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タイトル未定2025/01/27 07:25
高校生が書いているので多少日本語に違和感があります。温かい目で見てください
病院に来るのが学校のようで毎日妻の闘病生活を見ていた。最初はこんなにも愛していた妻が先にあの世に行ってしまうのが嫌だった。当たり前の感情だ。自分がメソメソしてても、もうしょうがないと思い、気持ちを整理して明るく毎日楽しく妻と話していた。でももう死ぬらしい。医師が言ってきた。わかってはいたが嫌だ。そんなことは言っていられないので今日も妻と楽しく話した。妻は笑っていた。くしゃみをしていた。鼻をかんでいた。咳をしていた。頭をかいてきた。全部の行動を頭に刻んでいく。妻は「最後に言いたいことないの?」と聞いてきた。自分は「ないなぁ〜」と答えた。でも妻は何も言ってくれなかった。これが死ぬ前の妻との最後の会話だった。
病室の扉の前で「なんであの人毎日誰もいない病室に来るんですか?」と新人看護師がベテラン看護師に聞いていた。