story5 就職デビュー
「どうするって言われても分からないね…
そう言えば新城くんは、明日からコンビニで働くのだったよね? 」
「そうなんだよ!今まで仕事先が見つからなくて困っていたんだけど、ようやく正式な社会人としての生活が始まりそうなんだよね」
「良かったね!おめでとう! 」
「ありがとう! それじゃ寝る前にお祝いのプレゼントをしてあげるね! 」
すると古川さんは、僕に優しく抱きついてきてほっぺに軽くキスをしてくれた。
「古川さん… ありがとう」
「良いよ!明日から大変だと思うけど頑張ってね!お兄ちゃん! 」
僕は、すごく嬉しくてつい興奮してしまった。
まだ正式な彼女関係になったわけでもないのに今日一日で、こんな可愛い女の子と意外な形で出逢うことが出来て同棲することになって夢のようだった。
それから僕たちは、さすがに寝るときは正式な彼氏彼女関係では無いため一緒には寝ずにお互い別々の部屋で眠りに着いた。
そして次の日の朝、僕が目を覚ましてリビングに向かおうとするとバスタオル1枚身体に巻いてお風呂場から歩いてくる古川さんの姿が見えてしまい僕は、ぼーっと見とれてしまった。
可愛い今すぐ抱き締めたくなるよ!
すると古川さんに見つかってしまった。
「おはよう!あっ、変な姿見せてごめんね。ちょっと朝からお風呂に入っておこうかなって思っちゃって」
「そうだったんだ!僕の方こそごめんなさい」
「別に謝らなくて良いよ! 私は朝にシャワーを浴びることが多いからね。 お兄ちゃん今日からお仕事頑張ってね! 」
「うん、分かった!古川さんありがとう! 」
それから僕は、200メートル先のコンビニについてから店の服に着替えてからさっそく私は、女の店長からレジを任された。
「来てくれてありがとう! 私は、店長の片岡 舞子と言います!新城くんよろしくね! 」
「はい!よろしくお願い致します! 」
すごく胸は小さいけど、お姉ちゃん的存在ですごく可愛い店長でいきなり見とれてしまった。
「大変だと思うけど頑張ってね! 最初のうちは私と一緒にしていこう!その方がやり方を覚えやすくなるからね」
「分かりました!よろしくお願い致します」
それからレジの打ち方を丁寧に教えてくれておまけに人が少ないときには、接客の対応についても分かりやすく教えてくれた。
「隆史くんね、敬語はバッチリなんだけど少し暗いんだよね。だからもう少し明るくした方がいいよ」
「分かりました!明るくしますね! あの、ひとつ聞いても良いですか? 」
「隆史くんどうしたの? 」
「まだ初日なのに、いきなり名前で呼んでくださってるのかなって」
すると僕の質問に対して可愛い店長は恥ずかしそうにしながら言った。
「今は話しにくいから後で話すね! 」
「分かりました!よろしくお願いします」
それから僕は、レジの打ち方を早く覚えていくことに集中していき、公共料金の画面の出し方まで何とか覚えることが出来た。