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story25 ~spatial story~ 7月7日

 あれから2ヶ月が経過し、もうすぐ7月になろうとしていた。


 麻衣ちゃんは、あの後最後の作品を無事に発売し終えたと同時に正式にセクシー女優を引退し、普通に幸せな毎日を過ごしており僕は、コンビニの仕事の方は順調に働くことが出来ており、今では朝9時から夜7時まで働いているため1日10時間労働で時給820円であるため1日あたり8200円の給料がもらえるようにまでなっていた。


 つまり10日間で82000円で土日だけは休みであるため1ヶ月で20日働くと16万4000円と本格的な社会人デビュー1年目としては、上々なスタートと言ってもいいだろう。


 ちなみに彼女が業界で働いていた時の月給は、30万~70万円と月によって波はあるものの、僕が働いている給料と比較すれば圧倒的な差が出てしまうためで、僕は、まだまだこれからなのであります。


 そして僕が家に帰ると麻衣ちゃんが僕にいきなり嬉しそうにしながらこんな話を持ち出してきた。


「ねぇ、良かったら7月7日に結婚しない? この日は私の誕生日だからこの日に結婚出来たら幸せだなって思うんだけど」


「でも7月7日だと日があまりない式をあげるのが難しいと思うけど」


「式ならあげなくていい! それなら二人で最高のキスをしてこの日に結婚できた方が私は嬉しいし幸せになれると思うの」


「分かった!それじゃ結婚は7月7日にしよう! 」


「うん、ありがとう! わがまま言ってごめんね」


「ぜんぜんわがままなんかじゃないよ! 最高の誕生日にしようね」


 それから10日後の7月7日当日を迎えて僕たちは、一緒に役所まで手を繋ぎながら歩いて出向いていった。


 すると麻衣ちゃんは、すごく嬉しそうにしながら言った。


「家から役所まで意外と遠かったけど無事についたね! 」


「そうだな!この辺りのバスって1時間に1本しか走っていないから役所に行くときは歩いた方が早くて気楽だからね。それじゃ一緒に婚姻届け提出しようか? 」


「うん、そうしよう! 」


 そして僕たちは、婚姻届に必要事項を書いて印鑑を押してから二人で提出し、僕たちはめでたく彼氏彼女の関係から夫婦の関係になった。


 すると麻衣ちゃんが役所の入り口まで歩いてからいきなり立ち止まった。


「麻衣ちゃんいきなり立ち止まってどうしたの? 」


「隆史くん大好きだよ! キスして! 」


 このときは、麻衣ちゃんは、ものすごく恥ずかしそうにしていた。


「ここでするの? ここ役所だよ? 」


「良いじゃん、別に! 何か言ってきたら私が責任とるから大丈夫だよ」


 僕は、麻衣ちゃんの言葉を信じて緊張しながらもゆっくりと抱き締めていきながら口にキスをした。


 すると麻衣ちゃんは、ものすごく幸せそうな表情をしてこう言ってくれた。


「キスしてくれてありがとう! すごく嬉しかったよ! それじゃこの続きは、家に帰ってからたっぷりしようね」


 こうして僕たちは、無事に結婚することが出来て夫婦になることが出来たのであった。

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