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story24 ~FINAL story~ 重要なお知らせ

「私、実は好きな人が出来てしまいまして近々結婚する事にもなりました。なので今回の作品を最後に古川 麻衣はこの業界から引退します! 」


 するとマネージャーは、いきなり慌て始めながら言った。


「結婚するからって別に辞めなくても良いと思うけど。古川さんの人気は今、急上昇してるんだよ! だからDVDのランキングでもベスト3に入る成績を残してるんだから、今からだと思うけどな‥」


「確かに人気はあるみたいですが、私としては好きな人が出来て近々結婚する予定もある限りけじめをつけたいんです!監督やマネージャー、そしてスタッフの皆様には本当におせわになったと思います。 長いようで短い期間ありがとうございました! 」


 古川さんがマネージャーに自分の気持ちを伝えるとマネージャーは納得してくれた。


「そう言うことなら仕方ないな。 その代わりその男と幸せになるんだぞ! 」


「はい!分かりました! 本当に急で申し訳ございませんでした。そして今まで本当にありがとうございました! 」


 私は、ゆっくりとマネージャーさんに頭を下げてから自宅に帰っていった。


 その後帰りの途中にマネージャーさんから連絡があって事務所の社長や監督などもこの件について納得してくれて無事に引退出来ることが決まった。


 そして家についてから僕に話してくれた。


「隆史くん今日は重要なお知らせがあるから聞いてくれるかな? 」


「うん、良いけどすごく深刻そうな顔してどうしたの? やっぱり僕と付き合えないのかな? 」


 すると麻衣ちゃんは、笑顔になりながら僕に言った。


「ううん、ぜんぜん違うよ! ハズレだよ~! 」


「それじゃ何なの? 教えてくれないかな? 」


「それでは、お知らせします!実は私、古川 麻衣は今回の仕事を持ちましてセクシー女優を引退することにしまして、マネージャーと監督と社長さんも納得してくれました! 」


「ち、ちょっと待って、引退って僕は、麻衣ちゃんがこの業界を活動していることについて反対した記憶ないと思うよ」


「もちろん分かってるよ!これはね私自身が決めたことなの。隆史くんの彼女になるのに私がこの業界を続けてると私の胸がものすごく苦しくなってくるの。その代わり家では、過激な事をしてしまうことがあると思うし、隆史くんに色々この先迷惑をかけていくかもしれないけど、これからもよろしくね! 」



 この時僕は、自分の事をそれだけ思ってくれていたことを感じたのと同時に涙が出てきた。


「麻衣ちゃんは、僕の女王様だよ! ありがとう! 」


 そして僕は、麻衣ちゃんを強くぎゅっと抱き締める。


「私の方こそいつも優しくしてくれてありがとう! 私の王子様だよ♡ それじゃ今日は、彼氏彼女になったと言う記念で、今から一緒にお風呂入ろっか! 」


 僕は、顔を真っ赤にしながら言った。


「いきなり一緒にお風呂は、僕が興奮しすぎて倒れてしまうよ」


「どっちが先にお風呂場で興奮して可笑しくなってしまうか男と女の勝負しようよ~! 」


「今日は、調子が良くないからまた今度ね! 」


 すると麻衣ちゃんは、さらにこの話に噛みついてくる。


「また今度って事は、近いうちに勝負してくれるって事だよね?それじゃいつなの? 明日それとも明後日なのかな? 」


 麻衣ちゃんは、少しえっちな部分もあるけど、そう言うところも含めて僕は、麻衣ちゃんの事がものすごく大好きだし、いつか結婚したいと思っている。


 麻衣ちゃん愛してるよ!

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