story22 彼女の手料理
「そう言ってくれてありがとう! それにしてもまだ1ヶ月も経っていないのにここまでお互いの距離が縮まっていくとは思ってもなかったからすごく嬉しいよ! 」
「私も全く思っていなかったよ! 最初が意外な出逢いだっただけにね。そう言えば明日良かったら私の手料理作ってあげるよ! 本当は前から作ってあげたかったんだけど、仕事が忙しくてそれどころじゃなかったからね」
「えっ?良いの?ありがとう!それじゃお願いするね」
古川さんは、顔を真っ赤にしながら言った。
「うん!私に任せて期待しててね♡ 」
こうして翌日、古川さんが僕のために手料理を作ってくれることになり僕は、ものすごく嬉しかった。
そして翌日の夜、僕は、夕方までコンビニでのお仕事を頑張って家に帰ってくるとすごく良いにおいがしていた。
すごく良いにおいだね!これは肉じゃがとかかな? 少し様子を見に行ってみよう!
するとそこには、可愛いエプロン姿をした古川さんがいてドキドキしてしまった。
「ただいま! 作ってくれてありがとう! 」
「お兄ちゃん、お帰り~!今、出来たところなんだけど、取り敢えず肉じゃがと鮭の塩焼きを作ってみたよ! 」
「すごいね! 本当に作ってくれるとは思っていなかったからすごく嬉しいよ」
「私は、言ったことは実行するタイプだからね! 上手くはないかもだけど、良かったら食べてね」
「もちろん食べるよ! 」
そして晩ご飯の時間帯になってから二人で一緒に古川さんが作ってくれた晩ご飯を食べる。
「いただきまーす! 」
「いただきます!」
そして僕は、さっそく作ってくれた肉じゃがと鮭の塩焼きを食べていくとものすごく美味しかった。
「すごく美味しいよ! 作ってくれてありがとう! 」
「良かったー!上手く出来なかったから美味しくなかったらどうしようって思ってたよ」
僕は、作ってくれたお礼がしたくて古川さんにゆっくりと接近していきながら口にキスをした。
「作ってくれてありがとう! 僕からの細やかなお礼だよ」
「すごく嬉しいよ! ありがとう! お兄ちゃんだーいすきだよ♡ デザートも用意してから待っててね! 」
僕は、この時普通のデザートが出てくるものだと思っていた。
「そうなんだ! デザートまでわざわざ用意してくれてありがとう! 」
そしてお互いが晩ご飯を食べ終わって少し休憩していると、古川さんが過激すぎる姿で寝室からゆっくりと出てきた。
「ちょっと、バスタオル一枚で首回りになんでクリームをつけてるんだよ! 」
すると古川さんは、少し可笑しな返答をしてきた。
「これがメインとなるデザートだよ! どう? ドキドキしてきたかな? 」
「ドキドキどころじゃないよ! 僕自身も可笑しくなってしまうよ」
「別に可笑しくなって良いよ! 私も可笑しくなってるんだからね♡ 」