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story19 お互いのえっちな気持ち

「そりゃ、あの時下着とバスタオルを忘れていた古川さんの姿を見て正直、可愛いなって思っていたからね」


「もうっ!お兄ちゃんったらそんなこと言われるとドキドキしてしまうじゃないか。恐らく今ごろ亜美も久々にドキドキしてるんじゃないかな? 」


「亜美ちゃんは、してないんじゃないの? まだ10歳だし」


「お兄ちゃん甘いわね!女の子は、惚れてしまうのに基本的には年齢とか関係ないものなんだよ! それに亜美は思春期が始まってる年齢だから異性に対しての意識は持ってるよ。この間生理も来たって私に電話で教えてくれたからね」


「そうなんだ。言われてみればそうだね。僕も10歳くらいの時に可愛い女の子を見るとドキドキしてしまっていた記憶があるね」


「でしょ? それにしても全裸になった時に私自身が可笑しくなりそうになったのは、かなり久々だったね」


「普段のお仕事の撮影の時は、可笑しくなったり興奮したりはしないの? 」


 すると古川さんは、少し下を向いて暗そうにしながら話始める。


「仕事の撮影の時は、最初は変な感覚がしたりとかはしたけど、やっぱり好きな男の子に全裸姿を見られる時とそれ以外で全裸になるのとでは、ぜんぜん違うね。撮影の時は、仕事だからって頭の中で割りきってる上に義務的な意識をしてるからね。でもお兄ちゃんに全裸姿を見られた時は、身体全体が反応してきてあと数分あのままになっていたら私、いっちゃてたよ。そう考えるとやっぱり私ってはしたない女でダメな女だよね」


 僕は、古川さんが落ち込んでる姿をこれ以上見たくないと強く思ったため強く抱き締めた。


「だからはしたない女じゃないし、気持ち悪い女じゃないよ!僕だって古川さんの全裸姿見たとき身体全体が反応しまくりだったんだよ。 もう少しで我慢できなくなってたところだよ! 」


「反応したのは、私じゃなくて亜美の全裸を見たときじゃないの? 10歳の全裸を目の前で見れることって無いから亜美に対してではないのかな? 」


「それは違う!確かに亜美ちゃんが全裸で出てきたときにビックリはしたけど、一人の女の子として僕が意識してるのは、古川さんだけだから。それに悲しいこととか辛いこととかも二人で分け合いたいと思ってるから一人で抱え込まないでね」


 その言葉を聞いたとき、古川さんは顔を真っ赤にしながら言った。


「ありがとう! お兄ちゃんも一人で抱え込まないでよね!私も一人の男の子として意識してるのは、お兄ちゃんだけだよ! 」


 すると今度は、古川さんが僕に抱きついてきて口にキスをしてくれた。


「お兄ちゃんは、私だけのものなんだからね! 独り占めしてもいい♡ 」


「うん、もちろん良いけど良かったら僕たち彼氏彼女関係にならない? 」


 僕がその事について話すと古川さんは、抱きつきながら深刻そうな表情した。

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