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story15 妹の恥ずかしい話

「分かった!でも今日はパンツ脱ぎ捨てないようにしてよね」


 すると妹の亜美ちゃんは、顔を真っ赤にしながら言った。


「お姉ちゃん、いつも脱ぎ捨てたりなんてしてないよ!ってか新城くんの前で恥ずかしいじゃないか」


「だって注意したときは、いつも分かったって言うけど洗面所(脱衣場)でいつもパンツ脱いで地べたにそのまま置いて入ってしまうんだからね」


「確かにそうだけど、新城くんにはしたない女なんだって思われたらどうするのよ! 」


 僕は、亜美ちゃんに優しくこう言った。


「亜美ちゃん、大丈夫だよ!僕は、そんなんではしたない女だなんて思わないし、誰にも言わないから」


「お姉ちゃんが言って通り新城くん、すごく優しいね! 新城くんありがとう! 」


「別にありがとうは入らないと思うよ! 僕も昔はそう言うときあったからな」


「そうなんだ! 新城くんが脱ぎ捨てるところ見てみたい」


「亜美、新城くんに何言ってるんだよ! 」


「だって新城くんも昔にそう経験があるって言われると異性だから気になっちゃうんだよね」


「亜美は、ほんとに変態なんだから、新城くんごめんね」


「謝らなくて良いよ!すごくハッキリ話してくれる子で可愛いし、これからモテてくると思うよ」


「そうだと良いんだけどね。 ただ変態発言だけは直してくれないとね」


 すると亜美ちゃんが脱衣場で早くもシャツを脱ぎながらお姉ちゃんに話しかける。


「お姉ちゃん、お湯沸いてきたみたいだからそろそろ一緒に入ろう~ 」


「分かった! 私も今からいくけど、替えのシャツ持っていく忘れてるよ」


「あっ、ほんとだ!これだと危ないね。お姉ちゃんシャツお願いするね」


「分かったからちょっと待っててね! 」


 そして古川さんは、お風呂に入る準備を急いで進めていった。


「それじゃ二人でゆっくり楽しんできてね! 」


「ありがとう! あっ、悪いんだけど何かあったら新城くん呼ぶからその時はお願いね」


「うん、分かった! 」


 それから古川さんは、自分の替えの服と妹の替えのシャツも持っていきながらお風呂場に向かっていったのを確認してから僕は、こう思っていた。


 姉妹がいる家庭って色々大変なんだな。 それにしても亜美ちゃんに彼氏が出来たとき、パンツ脱ぎ捨てるのは困るかもしれないね。僕は、別にそう言うのは本当に気にしないんだけど人それぞれ考え方や捉え方が違うものだからね。


 さてと僕は、ゲームでもして待つとしようか。


 あっ、古川さん替えの下着とバスタオル持ってなかったよ!これは困ったことになったな。


 ここは後々トラブルに巻き込まれないためにも見知らぬふりをするべきか、それともここは、本当の優しさとしてトラブルに巻き込まれることを覚悟で下着とバスタオルを持っていってあげるべきなのか。


 僕は、落ち着いてよく考えてみた結果持っていってあげることにした。


 ここはトラブルに巻き込まれても嫌われても良いから持っていってあげるべきだよね!

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