story14 彼女の妹がやって来た!
僕と古川さんが出逢って契約を交わしてから早くも25日間が経過し、26日目の朝を迎えたため契約満了まで残り339日となっていた。
そして朝食後に古川さんが僕に話をしてきた。
「あっ、そう言えば今日のお昼前くらいに今年の7月で11歳になる私の妹の亜美ちゃんがくるんだけど、特に気を使ったりとかしなくて良いから先に話しておくね」
「うん、分かった! 教えてくれてありがとう! 」
「2ヶ月ほど前くらい前に来たことがあるんだけど、時間があるときはここに遊びに来たいって言ってくれてるから断るわけにもいかないでしょ? 」
「確かにそうだよね! それにどんな妹さんか気になるから僕としては逢ってみたいね! 」
「ちょうど思春期の時期だから色々苦労してみたいで、たまに妹からメールで相談のメールとかが届いたりするからね」
「そうなんだ! 僕も思春期の時は、大変だった記憶があるな。身体の変化とか異性に対する欲の出方とか」
「だよね~私も思春期の時は、色々苦しんだからね。急に生理が始まったときは本当に参ったね。そう言えば今日はお兄ちゃん、お仕事お休みなの? 」
「うん、土曜日だから余程の急用が入ってこない限り休めるよ」
「それなら良かった! 良い一日になると良いね」
それから僕たちは、会話をしていると時間が経過していき11時になった頃にインターホンの音がゆっくりと鳴り響く。
(ピンポーン! )
「はーい! 亜美だよ~」
そして古川さんが玄関に向かっていき来てる人を確認してからゆっくりと鍵を開ける。
「亜美、来てくれたんだね! 」
「お姉ちゃんに逢いたかったからね! それに気になる男の子が出来たってメールで話してからその男の子を観に来たのもあるよ」
「新城くんって言うんだけど、すごく優しくて男らしいところがあるのよ」
「そうなんだ!それは気になるなぁ~さっそく上がって逢ってみても良いかな? 」
「もちろん良いわよ! 」
僕は、この時少し緊張していた。
ちゃんと話せるだろうか? 嫌われたりしていないだろうか?
すると妹の亜美ちゃんは、さっそく靴を脱いで僕がいるリビングに向かって来てお互い初めての顔合わせをした。
「あっ、初めまして!妹の古川 亜美と言います!よろしくお願い致します」
「こちらこそよろしくね!僕は、新城 隆史と言います!少し訳あって古川さんと同棲させて頂いてます」
「お姉ちゃんから聞いてます!すごく優しくて惚れそうになる良い男の子だと言われております」
「そんなことないよ!僕は、優しくはないと思うよ!あっ、普通に気楽に話してくれて良いよ」
「良いの?ありがとう! それじゃ私のことは、亜美って呼んでね」
「うん、分かった! ありがとう」
すると後ろから古川さんがやって来て妹の亜美にいつも通りに話しかける。
「新城くんに惚れないように気を付けてね! そう言えば今日は、お風呂良いの?いつも来たらすぐに汗かいたりしてるからって言ってお風呂に入りたがるけど」
「言い忘れてたよ! 今回もお風呂の用意お願いね」