story12 アドレス交換
すると店長さんは、嬉しそうにしながら言った。
「このからあげちゃんは特別なの。 いつも一緒にいて元気もらったりしてるからね」
「いえいえ!元気もらっているのは僕の方ですよ!いつも本当にありがとうございます! 大切に頂きますね」
そして僕は、そのからあげちゃんを食べていく。
「あっ、すごく美味しいです! 」
「それなら良かった!このからあげちゃんは、揚げ方一つで味が変わってしまうことがあるから心配してたんだけど、問題なさそうで良かった~」
僕は、店長さんに確認のために一つだけからあげちゃんをあげようとした。のだが、回りには他の従業員もいたため一つだけ残してから僕は、店長さんを店の外の裏に呼んだ。
「ちょっと来てもらえないでしょうか? 」
「うん、良いけどどうしたの? 」
そして店の外の裏に店長さんが来てから話していく。
「他の従業員がいたので、言いにくかったのですが、店長さんも確認のためにからあげちゃんを一つ食べてみてください」
「え? いやいや、そういうわけにはいかないよ! 」
「確認のためにお願いします! 」
すると店長さんは、一つのからあげちゃんを食べていき嬉しそうな表情をしていた。
「あっ、本当だ!美味しいね!良い仕上がりになっていて良かった~ 」
「僕、このからあげちゃん毎日食べたいくらいだよ! 」
「それならこれからも毎日、このからあげちゃん揚げて揚げるよ」
「えっ、良いんですか!ありがとうございます」
「その代わりもしよかったらなんだけど、私とメールのアドレス交換してくれないかな? あと良かったら電話番号の交換の方と…」
僕は、女の子から電話番号やアドレスの交換をしたいって言ってくれた女の子がいなかったためすごく嬉しかった。
「もちろん良いですよ! それじゃ僕の方から電話番号とメールアドレス送りますね。
まずは電話番号からBluetoothで送りますね!」
「ありがとう! 私、最近カケホーダイプランに加入したから誰かと楽しく電話出来る友達が欲しいなって思っていたからすごく嬉しいよ」
「そうなんですか! 僕もこの前カケホーダイプランに加入したばかりですよ! 」
「そうなんだ!私たち気が合うかもしれないね」
「確かにそうですね!それではメールアドレスの方もBluetoothで今から送りますね! 」
「ありがとう!よろしくね」
そしてメールのアドレスもBluetoothを飛ばして店長さんの端末に送った。
「今、無事に届いたよ!ありがとう!それじゃ私も今からBluetoothで電話番号とメールアドレス送るから待っててね」
すると僕の端末に店長さんの電話番号とメールアドレスが届いたのだが、それと同時に自撮りした感じのプロフィール写真まで届いた。
「写真まで一緒にありがとうございます! 」
「いえいえ!私のスマートフォンは電話番号とアドレスを一緒に送ると自分のプロフィール写真も一緒に届く仕様になってるから」