表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「呼び出したのは他でもない。お前はクビだ」突如陛下より言い渡されたことで宮廷に仕える俺は母国を追放されることとなった。そんな俺の職業は魔術調理師。料理にスキルを付与して城の人たちを喜ばせるのが仕事だ。  作者: つきかげ御影@のりまきトカゲ
隣にいるのが新たな調理師らしい。彼はすまし顔でこう言う。「ジョニーだ。こいつが調理師だなんて笑わせてくれる」は?何だこいつ。魚の骨を取ったこと無さそうな顔しやがって。
1/2

でも逆らうと面倒だから出てくわ。はいはい、今までありがとうございました~。それから数日後、辺境の村にある食堂で俺は戦士らに料理を振舞った。誰もがこう言う。「こんな美味い飯食ったことねえ!力が漲る!!」

 ある戦士にはナポリタンに《攻撃力アップ》を、ある賢者には野菜スープに《魔力値アップ》を付与してやった。おかげさまで此処の食堂は大繁盛。皆が落としてくれたお金でウェイターを多く雇えるようになり、俺は晴れてそこの料理長へと昇格した。



 一方、母国はというと――。



「うぇっ、何これ。くっそまず!!」

「おい、この《鑑定》ってヤツLv1じゃねえかよ」

「しゅ、しゅみましぇん!! しゅみましぇん!!」

「ええい、あやつを呼び戻せ! ジョニー、お前はクビだ! あと赤ちゃん言葉を使うな!!」

「ふ、ふぇえ~~~ん」


 今さら『戻って来い』と言われてももう遅い。





 fin.






 良かったら広告の下にある☆を是非ぶつけてね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ