↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽が昇らない国の物語(仮)  作者: 岸田龍庵
PR
32/32

新たな夜明け

【南海の孤島 砂浜 クレーター中心】


ヒューマ:「サーラ、俺ってどこか変わったか?」

サーラ:「ううん」

ヒューマ:「俺たち、助かったんだ」

サーラ:「違うわヒューマ」

ヒューマ:「違う?」

サーラ:「ヒューマが、世界を救ったのよ」

ヒューマに抱きつくサーラ

ヒューマ:「俺が、世界を救った?」

地鳴りが再び起きる。

ジェス(声):「お前達!」

ジェスの声に反応するヒューマとサーラ

ヒューマ:「ジェス」



【南海の孤島 砂浜 クレーター開口部】


ジェス:「親が見ている前で、どうどうと抱き合っているんじゃねえ!」



【南海の孤島 砂浜 クレーター中心】

        

見つめ合い、笑い合うヒューマとサーラ


       

【南海の孤島 砂浜】


砂浜を滑り出す小舟



【南海の孤島 全景】


横揺れして沈んでゆく孤島



【南海の孤島 沖合 小舟】

ヒューマ:「沈んでゆく」

ファロス:「島を支えていたエネルギーがなくなったからだ」

フレア:「ヒューマ、あなた大丈夫なの?」

ヒューマ:「母さん、なんともないよ」

ファロス:「サーラちゃんは?」

サーラは『平気』だと頷く

ジェス:「何があったんだ?」

ヒューマ:「世界が、元に戻るんだ」




【マリア・アズーラ号 舷側】


小船から引き上げられるヒューマ達



       

【マリア・アズーラ号 甲板】


ベルタ:「とっとと逃げるよ!」


【南海の孤島 全景】


沈み行く孤島。島が跡形もなく水没し、海面が盛り上がる



【マリア・アズーラ号 甲板】

ベルタ:「大波がくるよ。みんな何かにつかまれ!」


大津波が逃げるマリア・アズーラ号に襲いかかる


【マリア・アズーラ号 甲板】

ヒューマ:「サーラ!」

フレア:「あなた!」

大津波にのまれる一行。全てが波にさらわれていく




【暗 転】




【マリア・アズーラ号甲板】


 水浸しの甲板。床に倒れているヒューマ。その手がしっかりサーラの手を握っている。

ヒューマ:「サーラ」

顔をあげるヒューマ

サーラ:「みんなは無事?」

お互いを助け起こすように、立ち上がるヒューマとサーラ。

帆柱を挟んでしっかりと手を握りあっている、ファロスとフレア

フレア:「あなた」

ファロス:「何があっても離さないぞ」

グレイスもベルタの姿もあった。しかしジェスの姿だけがない。

ヒューマ:「ジェスは?」

サーラ:「ジェス?」

グレイス:「ジェース!」

ジェスの声:「おーい」

海の方、舷側から声がする。

全員が舷側に殺到(さっとう)する。

やや先の方で、ジェスが必死に立ち泳ぎをしている。おぼれているようにも見える

ジェス:「早く助けてくれ~。俺は、俺は泳げないんだよ~」

ジェスが無事でほっとしたのか、やや呆然としている一行。

ベルタ:「ぷっ」

一斉に笑い出す一行。

ジェス:「笑ってないで助けてくれよ~」

ロープつき浮き輪を持ってキレイな飛び込みを見せるグレイス。ジェスに近づく



サーラ:「ねえ、見て!」

東の空がうっすらと明るくなる。その光りはやがて世界を覆っていく。一行の顔を、朝陽が照らしてゆく。

空も海も大地も、すべてが朝陽に照らされてゆく

この世界に太陽が昇った




【エンディング】




ジェスとグレイスの結婚式。

出席者はヒューマ、サーラ、ファロス、フレア、そしてベルタ

     

スーリヤの庭。食事を楽しむヒューマ、サーラ、ファロスにフレア


碧い大海原に飛び込むベルタ。

たき火を囲み、うまそうに焼き魚をほおばる笑顔のベルタ


もう一つ結婚式。出席者はヒューマとサーラ、ジェス夫妻。


バージンロードを歩くのは、ファロスとフレア。

多くの人に祝福されて、今、改めて太陽の前で永遠の愛を誓う


実がいっぱいなった小麦の穂をたくさん抱えるヒューマとサーラ


荷馬車の後ろで、寄り添って眠りこけるヒューマとサーラ

その馬車の手綱を取るファロスとフレア


すごい寝相のヒューマ。毛布をかけなおすフレア

寝室から出てきて夫の向かいに座るフレア。

静かに語らう夫婦だけの時間


涙が出るくらい美しい夕陽

夕陽に照らされるヒューマとサーラの顔

壮大な夕焼けの中、ヒューマとサーラの影が、いつまでも寄り添っている


◆太陽が昇らない国の物語(仮) 第一部  エンド

読了ありがとうございました。

ひとまず第一部終了になります。

近日中に第二部以降を載せようと思います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。