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倒錯のPrisoner

作者: 黒宮杳騏

浅い眠りの間に

君の夢を見る

僕はいつも遠くから見ているだけで

話し掛ける勇気もない


鳥になって君に飼われたい

そうすれば君しか見えないから


倒錯的と笑われてもいい

僕は君に跪く

優し過ぎて傲慢な愛を

指先で弄びながら

ほんの少しでいい

僕を愛して


浅い眠りの間に

君の声を聞く

僕はいつも遠くから見ているだけで

話し掛ける勇気がない


犬になって君に飼われたい

いつだって君しか見ないから


倒錯的と笑われてもいい

僕は君に跪く

優し過ぎて傲慢な愛を

爪先で弄びながら

ほんの少しでいい

僕を愛して


君を繋ぐ事は出来ないから

いっそ僕を檻に閉じ込めて


倒錯的と笑われてもいい

僕は君に跪く

優し過ぎて傲慢な愛を

指先で弄びながら

ほんの少しでいい

僕を愛して

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