悪魔のショットガンを手にした少年
適当に作りました
悪魔は少年にショットガンを与えた。悪魔は言った「弾は無限だ。それを人に撃っても死なないし外傷も無く、1日だけ激痛を与えるだけで警察も動かない。最も近しい嫌いな奴には永遠の苦痛を与えることができる」と。少年は嬉しかった。法に触れずに誰にも抗うことができない力を手にしたと思った。
少年は先ず母親にショットガンを向けた。最も近いしい嫌いな人物は母親だと考えたからだ。部屋の片づけ、テストの成績、勉強しろと腹立たしいほど耳障りな内容を連呼するように叫ぶ母親が嫌いだった。だから一秒でも長く苦痛を与えてやろうと思った。少年がショットガンを撃つと、ボンッと大きいようで銃を撃ったにしては小さい音が出た。すると母親は崩れ落ち、苦痛の唸り声を出して蹲った。
少年は外に飛び出し、とくに嫌いと言うわけではなかったがシューティングゲームのように近所の人々、知らない通行人、友達を撃ち、コンビニで店員を撃ってお菓子を食べ、同様の手口でゲームを盗んだ。
やがて、ゲームを友達とやりたくなって友達の家に訪ねると、友達の親が泣きながら「病院に搬送された」という。他の友達も同じだった。
仕方なしに一日待って、盗んだゲームを持てるだけ持って友達の家に行った。ちなみに少年の母親は顔を出さなかった。永遠の苦痛がまだ続いているのだろう。そして顔を出さないのは友達たちも一緒だった。「もうお前とは遊ばない」とインターホン越しに言われると少年は「お前の犬を撃つぞ」と犬小屋にいる犬にショットガンを向けて脅した。渋々ゲームで一緒に遊ぶことを了承した友達は一挙動ずつがぎこちなくて一緒に面白くなかった。
そこで初めて自覚した。自分は友達を手放してしまったのだと。自分が嫌いになって、自分を撃った。たかが一日の苦痛だ。それくらい耐えよう。
後半は投げやりです