小さな君へ
碧く染まりゆく闇に
黄色のとばり
流れ着いた雲は
厳かにひれ伏す
遮るものがなにもなく
やわらかく大地を包む光
この夏の終わりに
鳥が飛ぶ
君にこの夕焼けをあげよう
この小さなあんよに、来年は歩く力強さができるだろう
その次の年には、駆け抜けてゆく君がいるだろう
少しずつ成長していく君に
悲しいこともあるだろう
けれど
それを忘れさせるほどの
美しい世界があることを
たくさんたくさんあることを
知り、そして
幸せになれ
小さな君よ
この夕焼けをあげよう