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ほのぼのレイプ

作者: きゅえる

2000文字程度のシュールなネタ小説です。

お試し投稿です。

残酷な描写はないと思います。

ほら、昔消費者金融のCMであったじゃないですか?

「ほのぼのレイ◯♪」とかいうの。

んで、よくネタでほのぼのレイプとか言っちゃったりして。

やっぱり小説を書くなら相反するネタを混ぜればきっと面白いことが出来ると。

それでこれをタイトルにしようと思いました。

でも、なかなか文章がうまく書けなくて。

本当にどうしようかと思いました。

でも、貴女がいればきっと大丈夫。この小説は売れる!


「んなわけあるか。んなわけあるか。大事なことなので二回言いました。いいから私の手足の縄を外せ!」


「えーそれは困ります。」


「全くもってこれはひどい。そんなくだらないことで拉致られるとは。」


「いいえ売れれば、印税は山分けすればいいと思います。ほらお金持ちになれますよ。」


「その妄想はどこから出てくるのだ。全くもってくだらない。」


「そんな、二度も言わないでください。」


「妄想が高じて実際にレイプしようなどと、君は頭がおかしいよ。」


「頭がおかしいだなんて褒めないでください。」


「褒めてない。これはれっきとした犯罪。お縄につきなさい。」


「合意があれば大丈夫です。さて、そろそろレイプしようと思うのですがご協力お願いできますか。」


「どこから突っ込めばいいのかわからないよ。」


「あなたには突っ込むものなんてありませんよ。」


「そういうボケはいらん。」


「だって、あなた抵抗するじゃないですか。これでは何もできない。」


「もはや、何も言うことはないわ。」


「そうですか、それでは仕方がありませんね。」


「! どうするつもり?」


「まずレイプのやり方を教えて下さい。」


「知るか。」


「困りました。これでは小説が書けない。」


「こっちも困る。話が通じなくて。」


「そっちもですか?奇遇ですね。」


「お前のせいだ。」


「お前とか言わないでください。僕には山田一郎という名前があります。」


「! それは本名か。」


「いいえ、ペンネームです。」


「そうだ、私のこの縄をほどいてくれれば、少しは話をしてやろう。」


「縄ですか。暴れないと約束するならいいですよ。僕も痛いですから。」


「お前が言うな。お前が言うな。わかった、暴れない。」


「では、手から縄外しますね。」


山田(仮)が近づいてくる。本当に手の縄を外す気はあるようだ。


「あれ、なかなか外れない。」


「拉致られる時よくわからなかったが、お前が縛ったんじゃないのか?」


「私が縛りました。」


「早く外せ。」


「困りました。外れません。というか、こんがらがって僕の腕も抜けなくなりました。」


「いや、意味がわからない。」


「僕も意味がわかりません。」


「外せないのか?」


「外せません。」


「殴っていいか?」


「ダメです。」


「よくわからんがお前は器用だな。」


「そうですか?」


「えーと、じゃあこれどうしよう。お前には仲間がいるんじゃないのか?」


「いますね」


「そいつを呼べばいいだろう。」


「わかりました。では呼びます。おーい、次郎さん!」


「念のために聞くがそれは本名か?」


「いいえ、ソウルネームです。」


「そうか。」


そうこうしているうちに向こうから男がやってきた。

顔はわからない。パンの紙袋に穴を開けたものをかぶってる。

紙袋には「げきうま、ブレッドファスト」という店名が描かれている。

住所URLもついているようだ。なかなかITを駆使したパン屋さんのようである。


「一郎。どうしたんだ?」


「この縄を外してくれないか。」


「何があったんだ?」


「縄を外そうとしたんだが絡まった。」


「縄を外していいのか。」


「いいみたいです。」


「ふむ。ハサミをもってこよう。」


そう言って次郎(仮)は消えていった。


「なんだ、あの変態は。」


「変態じゃないです。次郎(仮)さんです。」


「そうだな、変態だと該当者が二人になる。」


「そうですか、それはびっくりですね。」


数分後


「次郎(仮)、遅いではないか」


「遅いですね」


「お前とこの状態はすごく嫌だ。」


「僕も嫌です。」


「意味がわからない。」


「そうですか?」


「あ、次郎(仮)さん来たようです。」


「あの手に持っているものはなんだ。」


「ハサミじゃないですか?」


「高枝切りバサミに見えるのだが」


「ハサミですよ?」


「そうだな、切れればもう何でもいいよ」


「それでは次郎(仮)さん、お願いします。」


次郎(仮)はその手の高枝切りバサミで私たちの手の縄は切った。

扱いにくそうにしていたが、とりあえずは私と一郎(仮)の手は無事だった。


「次郎(仮)さん、ありがとうございました。」


「うむ、では俺は向こうに行ってる。」


パンの紙袋男は去っていった。

あれか、ひそかに私の逃亡を抑えるための監視役なんだろう。


「痛いです。暴れないって言ったのに。」


「暴れていない。軽くジャブを放っただけだ。」


「軽くという割にキレイに急所に入ってます。」


「それで、話を続けようではないか。」


「まったく。暴力は反対です、反省してください。」


「お前は小説が書きたいと言ったな。」


「無視しないでください。」


「レイプより、逆レイプはどうだ。こっちのほうがうけると思うぞ」


「小説が面白ければなんでもいいです。」


「言ったな。」


「言いましたが。」


自由になった手で足の縄もはずす。


「あ、外さないでください。」


「小説が面白ければなんでもいいんじゃなかったのか?」


「ええ、そうですけど」


「では、逆レイプというのを実践してあげようではないか。そのためにはこれが必要なんだ。」


「そうなんですか。」


「そうなんです。」


「・・・あれ?もしかして。」


「想像通りだ。」


「あ」


その日の夜中、監禁部屋で男の叫び声が響き渡り続けたそうな。


終わり

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― 新着の感想 ―
[一言]  これはほのぼの逆レイプ……ですかね
2020/04/28 16:03 ただの変態
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