【200文字小説】華麗なる事件
母親のちょっとした外出中に、晩飯のおかず・鰈のから揚げを何者かに食べられた。
容疑者は家にいた父親、息子、娘の3人。
それぞれ部屋にいたという証言でアリバイはない。
しかし名探偵・母親は犯人をずばり言い当てた。
「どうしてわかったんだ!?」
犯人は父親だった。
「お父さんは気付かないようだけど、現場に証拠を残していたのよ」
息子と娘もその言葉で気付いたようだ。息子が父親を見上げて言った。
「お父さん、加齢臭だよ」
『華麗』『鰈』『加齢』という、読んで字のごとく『かれい』尽くしでお送りいたしました。
さすがに『カレー』の臭いに『加齢』が勝ったらかわいそうだから『鰈』になったんですけどね。(なんだそりゃ)
結構簡単そうで難しく、なかなか奥が深いですね【200文字小説】って。
また気が向いたら書いてみようと思います。