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第4話 新しい体とスキル/謎の少女


 ダークエルフのような見た目の女性に生まれ変わった大和は、エルフの少女が目覚めるのを待っていた。


 「この子が起きるまで、いろいろ確認してみよう。」


 そう言いながら、アイテムボックスから鑑定眼鏡を取り出し、自分自身を鑑定してみることにした。


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名前:吉村 大和

種族:ダークエルフ(ヒューマン)

性別:女


基本スキル:【アイテムボックス】、【身体強化】、【魔法】、【適応】


種族スキル:【器用】、new【魔力操作】


特殊スキル:【マッサージ】、new【はいしん】


称号:なし


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 「やっぱり、ダークエルフなのか・・・ってええええええ!? スキルが増えてるううううう!?」


 通常、基本スキルスキルは、はじめてダンジョン内のモンスターを倒した際に獲得できる、【アイテムボックス】と【身体強化】、【魔法】、【武器適応】のみで、種族スキルは【器用】のみだったはずだ。


 そして、特殊スキルに関しては、最大で1つまでしか獲得できないと言われているうえに、特殊スキルを持っていること自体が珍しい。


 特殊スキルの獲得方法は、モンスターを倒した際に運が良ければ、獲得できるのが常識であり、それ以外の方法でスキルを新しく獲得することは不可能だといわれていた。


 「そうだ。この子も鑑定しておこう。」


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名前:ルーシー

種族:エルフ

性別:女


基本スキル:【アイテムボックス】、【身体強化】、【魔法】、【適応】


種族スキル:【魔力操作】


特殊スキル:【はいしん】


称号:●●●●●●●●●●●●

-----------------------------------------------------------------------------------

 


 「この子はやっぱりエルフなのか。それに、俺と同じ【はいしん】を持っているし、称号持ちなのか…。しかし、何の称号か読めないな?」


 称号持ちは珍しいらしいのだが、黒く塗りつぶされて見えない状態だった。


「それにしても、魔力操作に関しては、なんとなく理解できるが、【はいしん】ってどんな能力なんだろうか?」


 自身に芽生えた新しいスキルの能力について考えこんでいると、隣の方から声が聞こえた。


 「———————!」


 そこには、145cmほどの金髪に碧い瞳の美少女が立っていた。


 ようやく目を覚ましたようだった。


 しかし、さっきまで頭に響いていた声とは違うように感じる。


 おそらく、この子が小さくなってしまったことで声も変わってしまったのだろう。


 そして、背が低くなったことで、服のサイズが合っておらず、ぶかぶかになっていた。


 —ぐ~!


 二人がお互いに見つめあっていると、同時にお腹の音が鳴り、少し気まずくなった。


 「「・・・・・」」


 「そうだ!解体中のモンスターをアイテムボックスに入れたままだった!ここで食事にしよう!」


 そう言いながら、鳥型のモンスターを取り出し、料理の準備に取り掛かった。


 エルフの少女には、ジェスチャーで休憩しているように伝えておく。



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 しばらくしてから、料理が出来上がった。


 といっても、大和にはあまり料理の心得が無いので、モンスターを丸焼きにしたモノにダンジョンで手に入れた香辛料代わりの植物を刻んで乾燥させたものを振りかけただけのシンプル料理だった。


 丸焼きにした鳥型モンスターを一口サイズに皿切り分けてエルフの少女に渡す。


 そして、健康のために、ダンジョンでとれた野菜のような物も添えておく。


 「見た目は地味だが美味しいぞ! さあ、召し上がれ!」


 そう言って、少女に地上から持ち込んでいたフォークを手渡した。


 食事が待ちきれないといったような顔をしていたので、ジェスチャーで食べてもいいと伝える。


 多分、分かってくれたようだ。


 「それじゃあ、いただきます。」


 もぐもぐもぐ・・・


 「うーん、美味しいなあ。 なかなかいい感じに焼けてるんじゃないかな。そういえば、エルフって野菜しか食べないとか聞いたことあるけど、大丈夫か?」


 食事を楽しみながら、隣を伺うと、エルフの少女は無我夢中で肉を食べていた。


 「ははっ、よっぽどお腹が空いていたんだな。まだまだお代わりはあるから、どんどん食べていいぞ。」


どうやら、エルフは肉も食べられるらしい。

 


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 食後、しばらくあたりを警戒しながらも休息をとっていると、エルフの少女は眠りについていた。


 少女の寝顔を眺めながら、今後のことを考える。


 (小さい子供を連れながら、これ以上奥に探索するのは難しいな。新しい体に慣れる必要もあるし、久しぶりに地上を目指すことにしよう。)


 その後、体力を取り戻すまで休息をとり、これからのことを考え続けた。

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