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第22話 ダンジョンまでの予定


 パーティー名は決めず登録だけ済ませた俺たち3人は、ギルドを後にして宿の食堂で晩御飯を食べていた。


 『はあーっ。地球の食べ物って本当に美味しいわね~。このカレーっていう料理、最高だわ。』


 「ふふっ。美味しそうに食べてるルーシーちゃんを眺めてると幸せな気分になります。」


 「カレーは誰が食べても美味しいよな。ルーシー。カレーだけじゃなくて、他にも美味しい食べ物があるから今度食べに行こう。それに、ダンジョン内でも美味しい料理を食べらえるように調味料も買っておくよ。」


 『やったー!香辛料って、私たちの国だと高価だったからなかなか食べられなかったのよね~。異世界最高!』


 そうやって美味しそうに食べるルーシーを、食堂にいる人たちは遠巻きながら、わが子を見るような目で眺めていた。


 「それじゃあ、食事が終わってから今後の活動について話しておきたいことがあるんだ。あとでカエデも俺の部屋に集まってくれ。」


 「分かりました。」


 そうやって、大和とカエデが話し合っていると、ルーシーが綺麗になった皿をこちらに見せてきた。


 『ヤマト! カレーおかわりしてもいい?』


 ルーシーは期待した目でそう言ってきた。


 「そうだな…。お代わりしてきてもいいぞ。薄々気づいてはいたが、ルーシーが大食いとは…。これからは配信にも力を入れていかないといけないな。」


 「その意気です!ルーシーちゃんも一緒に頑張ってお金を稼いでいこうね!」 


 その後、ルーシーが追加で3皿目のカレーを食べ終えるのを見守ってから、俺たちは食堂を後にした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 食後3人は大和の部屋に集まっていた。


「それで、話しておきたいことって何ですか?大和さん?」


 「えーっと…。私用で悪いんだが、次にダンジョンに潜る前に両親の墓参りに行っておきたいんだ。何十年も行ってなかったから。」


 「あっ、私の武器強化が終わるまで時間がかかりますし、全然大丈夫ですよ。」


 『そうね…。親との縁は大切にしないといけないわ。』


 「2人ともありがとう。とりあえず、ギルド公式チャンネルの配信をしてから行こうと思っているんだ。」


 「それぐらいのタイミングがちょうどいいですね。ちなみにお墓はどちらにあるんですか?」


 「東京の方なんだが…。」


 「東京ですか。私もダンジョンに潜るまでやることもありませんし、ついていってもいいですか?」


 「ああ、大丈夫だ。面白いことは何もないと思うが…。」 


 『ねえ、カエデ? 東京ってどんな場所なの?』


 「そうですね…。東京は日本の首都ですね…。それと、ダンジョン周辺街にいると分かりにくいかもしれませんが、ここ大阪も大きい建物はたくさんありますけど、東京はもっと規模が大きいです。それに、大阪とは違った種類の美味しい料理やデザートがありますよ。」


 『料理…。デザート…。じゅるり…。』


 「うっ…。食いしん坊ロリエルフかわいい…。 あっ、そうだ! 今回の帰省の様子を配信してみませんか?」


 『? ダンジョンみたいに戦闘しないから、誰も見てくれないんじゃないかしら?』


 「いえ! 絶対にバズります! 美ロリエルフとクールな高身長ダークエルフの美女。そして、黒髪ショートの美女がいれば何をしても世間の注目の的になること間違いありません!」


 『ばずる…? っていうか、ロリって言うんじゃんじゃない!』


 「びじょ…。 そうか。たくさんの人に見て貰えればお金を稼ぐことが出来るんだったよな。」


 「はい!まだ収益化は出来ていませんが、視聴率が稼げれば収益化への道が近づきます。そうすれば、大和さんの武器強化のお金も集まりますし、ルーシーちゃんは美味しいものを食べ放題です!」


 『日本の料理が食べ放題…。ヤマト!【はいしん】をどんどん使ってお金を稼ごう!稼ぎまくって日本の料理を制覇するわよ!』


 「食い意地はってるな~。ま、地上なら安全だし、ついでに東京観光でもしてみるか!」


 それに、モンスターの素材は可食部ばかりアイテムボックスに保存していたから、あまりお金もないしな…、と思いながら了承した。


 「はい!」『そうね。美味しい料理も忘れないでね。』


 「ああ。それじゃあ、もう1つ。次のダンジョン探索の目標を決めておきたいんだ。もちろん最終的な目標は完全攻略だが、ここで考えたいのは欲しいスキルオーブや素材に関することだ。」


 『うーん…。私は、元の体に戻るために魔力総量を増やせるアイテムと…。とりあえず武器に付与するためにスキルオーブが欲しいかしら。』


 「武器? そんなの持っていましたっけ?」


 『実は、体に刺さっていた剣が、私の魔力の影響で、私の魔力に反応しやすくなっていたの。魔法の杖代わりに使えるかなと思ってアイテムボックスに入れておいたの。』


 「なるほど。ルーシー専用の武器のような物か。相性のいいスキルオーブを考えないとな。」


 「お金があれば、オークションとかでスキルオーブを手に入れることが出来るので、配信でのお金稼ぎも頑張らなきゃいけませんね。」


 「そうだな。これから忙しくなるな!」


 『それで、カエデは何か探している素材は無いの?』


 「私はミスリルかオリハルコンが欲しいですね。魔法を付与しても壊れない剣が欲しいんです。」


 「そうか。とりあえず、次の探索は魔鉱石とスキルオーブ狙いだな。じゃあ、そろそろ話し合いを終えて、明日のギルドからの呼び出しに備えて寝よう。」


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