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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
弐ノ章~みんなで実習キターッ!~

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97話:多・少・仲・良

 話を聞き終えたオウカの第一声は。


「それ言って良かったの?」


 何か機密のような事を聞かされたのだから、この反応は当然。そんなオウカにランコは苦笑しながら告げる。


「少し調べればわかる事だからな。構わない」

「ふうん」


 納得するオウカ。

 彼は口を開く。


「リアとは幼馴染だったんだな(。知っていたけど)」

「ああ」


 オウカは核心を付く。


「にしてはさ、態度が固いよね。友達というか主従だよ」


 その言葉に、ランコは……苦笑する。


「今の私とあの方は立場が違う」

「……でも、リアは昔みたく接して欲しいんj」

「それでも!」


 オウカの言葉を遮ってランコは叫ぶ。


「そうしなければならないんだ……」


 ランコの頑なな態度とその眼に、これは何かあると感じるオウカ。

 ある可能性にマユは思い至る。


[オウカ。これもしかして……]


 それにオウカは頷く。


[その可能性は高いな]

[どうするの?]

[……とりあえず様子見]


 今動いても多分どうにもならない。だからこその判断。

 そして、オウカは話題を変える。


「そういえばさ」

「うん?」

「何か態度柔らかくなっていない?」


 思えば、昨日からあまり敵愾心を見せなくなっていた。そんな彼の問いにランコは答えた。


「お前は、まあ強い」

「うん」

「それに、昨日リア様をお守りした」

「ああ」

「だから」


 軽く微笑むランコ。


「少しは認めてやろうと思っただけだ」


 そんなランコにオウカも少しだけ笑って提案した。


「そっか。……ちょっと模擬戦でもしない?」

「ああ、構わんぞ」


 そして、二人は時間が許す限り、模擬戦をした。



 ******



 そして、熱中し過ぎた結果、シャワーを浴びる時間がなくなった。とは言え、汗は流したい。なので、


「いいよ。俺は食後でも」

「いや駄目だ。汗臭いお前をリア様に合わせる訳には行かない」

「……実習とかどうすんの?」

「その時はその時だ。そういう訳だ。一緒に入るぞ」

「ごめん。何言っているかわからない」


 二人一緒に入る事になる。

 マユが思わずコメント。


[最近混浴に縁があるね]

[うるせー]


 背中合わせに服を脱ぎ、浴室に入る。そして、シャワーを浴びる。

 一つのシャワーヘッドを二人で分け合うため体がくっついてしまう。


「悪い」

「しょうがない。とっとと浴びるぞ」


 そして、お互い体を見ないようにして、シャワーを浴び終える。……それでも多少見えてしまったが。

 そして、朝食を作ろうとするランコにオウカは提案する。


「手伝うよ」

「……時間がないから頼む」


 そういう訳で二人で作っていく。

 少ししてリアが来た。


「おはようg」


 言葉が止まる。

 目に映ったのは仲が悪かった二人が、仲良く料理を作る光景。


(仲良くなって良かったです)


 そう思うリアだった。

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