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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
序ノ章~プロローグ~
9/634

Ⅸ「銘と叢雅とわたしの名前」

【TIPS】


<冥刀>の名前

(・▽・)<いずれ詳しくやりますけど基本は、


【表銘。主にカタカナの名前が使われる】(例)エクスカリバー、アロンダイトetc


〖裏銘。主に漢字の名前が使われる〗(例)長曾祢虎徹、干将莫邪etc


「真名。本文参照」(例)ネロ、カリギュラ、ブリュンヒルデetc


(・▽・)<こんな感じです。まあ例外もチラホラ。


(㈩*㈩)<少し捕捉とネタバレをすると。


(㈩*㈩)<解放する時には裏と表を続けて言う。例えば


《|血ニ飢エ血ニ狂エ、長曾祢虎徹ナガソネコテツ・ダインスレイフ


(㈩*㈩)<こんな感じ。まあ【ダインスレイフ】がいつ出るかは知らないけど。


(#ー#)<おい!?

 言い聞かせるように語るオウカ。

 彼が異世界でやっていけたのは仲間や友達のおかげなのだから。 だからこその断言だった。


「それにお前はずっと苦労してきただろう? だったら幸せにならなくちゃならない。……そうだろう? 叢雅(ムラマサ)


 叢雅。

 この世界では()()誰も知らないであろう<冥刀>を作った刀工一門。この少女もその一人。

 そう呼ばれた少女は少し嫌そうな顔になる。


「そう呼ばないで」

「じゃあ……刹那?」


 『刹那叢雅』。これこそがこの少女の名前。


「同じ、変わらない」


 叢雅一門として知られている名前は本名ではなく、仕事用の名前である。

 じゃあ本名で呼べば良いのだが、彼女の場合はかなり特殊。本名を捨てている。

どうすれば良いと首を捻るオウカに、少女は口元に笑みを浮かべてから告げる。


「わたしの(ナマエ)は何?」

「あ」


 思い出す。彼女のもう一つの(ナマエ)を。その中でも彼女は特に変わっている。……色々な意味で。


「【■■■■】、〖■■■■(■■■■■■)〗」


 その言葉に口元に笑みを浮かべる少女。


「その通り。私こそ刀工にしてその作品」


 自慢するように少女は告げる。

 他の刀工達のサポートばかりしていたが、ある時、自分自身を作品にしたのだ。……これには一門のほぼ全員が絶句した。無量大数すら流石に唖然としていた。


 <冥刀>に<トリニティ・ギア>や<トリニティ>という別名がある理由は、名が三つ存在するからである。

 表向きの銘と、能力を解放する際に唱えるもう一つの銘。そして意志名であり本当の名前である真名が存在する。なのだが、


「わたしにはまだ真名がない。あなたが付けると良い」

「はい?」

「さあ早く。それとも嫌なの?」

「別に嫌ではないけどさ。……わかった」


 その言葉に考える。


 ふと思いついたのは<冥刀>の真名の具体例。

 天使、悪魔、戦乙女、偉人、暴君、一部ローマ皇帝やその関係者(何の因果か全員ダムナティオ・メモリアエされた人)。


(普通に天使や悪魔じゃつまらないから、少し捻るか)


 そして数分程考え、


「マユって言うのはどうだ?」

「マユ?」

「うん」


 ゾロアスター教の天使のスプンタ・マンユと、悪神のアンリ・マンユ。この二つに使われているマンユから取った。そう説明すると少女は――


「気に入った。わたしはこれからマユと名乗る。オウカ」

「サクでいい」

「いいの?」

「ああ」

「わかった」


 それはオウカの愛称。ただし誰にでも許している訳ではない。それをマユはちゃんと理解している。


「これから宜しく」

「ああ。改めて宜しく」


 二人はお互い見つめ合いそして握手を交わした。

【TIPS】


叢雅一門

(㈩*㈩)<刀工集団。彼らの作品が<冥刀>。


(㈩*㈩)<それ以外も条件はあるけど。


(㈩*㈩)<人によって作品傾向と数はまちまち。


(㈩*㈩)<例えば、わたし刹那はサポートが主で


(㈩*㈩)<作品は一つしか作っていない。


(・▽・)(#ー#)<今更ながらの自己紹介!?

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