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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
陸ノ章 ~New × Generation~

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六百八十六話目「カノジョは虎になる」

 ■□■□



 今の時代、巨大な敵が存在する。

 それは巨大なモンスターだったり、ロボットに乗ったプレイヤーだったりする。

 そして、そういう敵に対抗する手段を熟練のプレイヤーは持っている。



 ある者はそういう時用の召喚獣を使う。

 ある者は巨大ロボットに乗って戦う。

 ある者は巨大武器をぶん回す。



 元殺し屋であり、戦闘者であるミユも対抗手段を持っている。

 彼女の場合は……


[巨大相手の対抗策持っていたんだ]

[嗜みです]


 マユの言葉に涼し気に答えるミユ。


 それは奇しくも相手と同じ。

 Ϝ(ディガンマ)のゴーレムに対抗するため、巨大な氷の虎を作り出し、その中にいた。


虎虎婆(ここば)


 ミユの奥の手の一つ。


 虎型の氷ゴーレムを作り出して戦わせる。状況によっては今みたく中に搭乗する場合もある。

 氷や土系統などの物質を操る術で、ゴーレム作成は存在しているが、成長しない、時間経過で消えるなどのデメリットがある。

 なのでミユはそれを強力にするために、それ以外の氷ゴーレムを作らない、数は最大二つまでなどの制限と制約を加えたうえ、アクセサリーで効果を高めている。

 更に今回はマユとネラが補助をしている。


 そのため、現在は怪獣大決戦となっていた。

 機械ゴーレムと氷の虎が殴り合い、時に遠距離攻撃をぶつけ合う。

 戦況は互角。


(まあ、マユさんとネラさんがいなかったら、キツかったかもだけど)


 心の中で呟く。


 マユはバフを担当。


 彼女が掛けているバフは二つ。

 一つがステータスの向上。

 しかも状況に応じて、特定バフを更に重ね掛けしてくれる。

 そして、もう一つが空間に関する事。

 攻撃に切断、防御には歪曲、移動には転移。


 ネラは補助を担当。


 機械アリを展開し、術の制御や補助をしていた。

 負担を軽減したり、氷の虎のダメージを肩代わりしている。


 これらのおかげで互角だった。


 そんな状況下でネラがミユに聞いてくる。


[疑問]

[どうしました?]


 この言葉使いにも慣れたなと心の中で苦笑するミユ。


[相手、偶像、無戦?]


 もっともな疑問だった。

 それにミユは答える。


[組織のトップは全員下積み時代があります。なので戦えると]


 だからこそミユは奥の手を切れなかった。

 ゴーレムを破壊してもまだ本命があるのだから。

 だが、このままでは長引く一方だった。

【コソコソ話】

(・▽・)<巨大モンスターっているんですね。というかどれくらいから大型モンスターって言うんですか?


(#ー#)<一応四、五メートルが基準だな。


(・▽・)<ああ、鯨と海豚!


(#ー#)<ああ。因みにウ〇トラマンで出て来る怪獣サイズはあまりいない。


(#ー#)<せいぜいモ〇ハンや恐竜のデカい奴くらいだな。


(㈩*㈩)<……と言う事はさ、海にはデカいのいるの?


(#ー#)<ああ。いる。流石にキロ超えはいねえけど、百メートルサイズはいるな。

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