六百四十八話目「コレなるは最強なる欠作」
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【グウェンゾライ・アプ・カイディオ】
須臾叢雅の“最高傑作”ならぬ、“最強欠作”とでも言うべき冥刀。
ソルドアットが偶然見つけ、そこからオウカの手に渡った。
その能力は通常の道具の冥刀化。
手数重視であったオウカにはピッタリの冥刀であったのだが、成功率がかなり低いので、戦力が中々集まらなかった。
量産品や普通の市販品などでも冥刀化は可能だが、能力がそこまで強いものが付与されず、成功確率は一%以下、
手作り品や高価な市販品の場合、能力も強力なものが付与されく、確率も上昇する。……それでも確率は一割を切ってしまうが。
だからこそ、安売りされている武器を大量買いしたり、ヒナタの副業を手伝ったりして、コツコツ武器を集めてやって行った。
更に、ジンナの紹介で鬼の鍛冶師と出会い、彼が作った失敗作を貰い受ける事になった。
そうして、オウカは手当たり次第に冥刀化していった。
その結果、製作者でも知らなかった法則を掴む事が出来た。
それは指輪や腕輪のチェスの駒により、成功する武器には法則がある事だった。
ルークであれば防具、キングであれば大型武器が成功しやすい。
そして、ポーンの場合――複数武器。
浮遊させ独立機動させたり、変形・合体させる事が可能となるようだった。
だからこそ、そういう武器を探した結果……
『これは……』
見つけた。
それは鬼の鍛冶師――イムロンが気分転換で、テレビで見た戦隊ヒーロー。
丁度、クライマックスで自らの固有武器を合体させ、強敵を撃破する所だった。
それを参考に作り上げた。
だが、そもそも複数人で運用しなければならないうえ、これと言った能力を付与出来ず、再生機能も付けられなかったので、失敗作の部屋に仕舞われていた。
これをオウカが見つけ、冥刀化した結果――成功。
元々の性能が強化されたうえ、再生機能も付いた。
更に、補正は高く、能力も合うモノが付与された。
そして何より……一部だけ展開、武装の切り替えも素早く出来、全部を展開させ手に持たずに操作する事も可能になった。
要するに、一人で運用も可能になった。
そして合体させた場合、そのチカラは更に強力になる。
これにはイムロンも喜んでいた。
自分が目指した物になったのだから。
それが今回は猛威を振るう。
【TIPS:合体大剣】
(㈩*㈩)<冥刀化した武器。
(㈩*㈩)<テレビで見た特撮を元に作った。
(㈩*㈩)<その時点では欠陥だらけだったのが、冥刀でズレが直って完全になった。
(㈩*㈩)<因みに秘めた能力がこんな感じ。
竜顎手甲『剛烈』
小盾『吸収』
鉤爪『連刃』
螺旋穿孔『貫通』
銃『炸裂』
斧『不毀』
棍『伸縮』
双剣『神速』
(㈩*㈩)<更に合体すると、概念を強化し合う。




