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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
陸ノ章 ~New × Generation~

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582/711

五百八十二話目「鳥はドコにいる」

 ……………

 …………

 ………



 休憩を終え、最後の一体を倒しに行く。


「どんな奴だっけ?」

「鳥です」


 姿形が不明なダンジョンボスに対して、中ボスはある程度の情報がある。

 ステータスが高い【サーベライガー】、防御と回復の【ソウオロチ】、多彩なる技巧者【スターキャンサー】。

 そして最後の一体が……


「ステルスと遠距離攻撃の【コカクチョウ】です」


 因みに漢字で書くと、“呉斯躯鳥”。妖怪の“姑獲鳥(うぶめ、もしくは、こかくちょうと読む)”ではない。


「姿を消して、遠くから爆撃して来るそうです」

「シンプルにウザいタイプだな」


 つまりは広域を一気に殲滅できる手段か、索敵して遠距離に当てる手段がないとどうしようもない。


「まあ、幸いな事に私も先輩もありますし」

「まあな」


 ミユとオウカは共に前者と後者の手段がある。なので少し安心していたが。


(こういう時に限って上手く行かないんだよな……)


 そんな予感を感じたオウカだった。

 そして、それは的中した。



 ●○



「……」

「……」

「「……」」

「……ステルス性能……凄まじかったな……」

「……はい。まさか、あそこまでとは思いませんでした」

「見えない、聞こえない、匂わない……位は予想していたけどさあ」

「熱感知が通じないとは……」

「糸を使った感知は、羽を飛ばして攪乱して来やがるし……」

「完全情報不足でしたね」

「だな。文句言ってやれ」

「……やめたんで言いづらいです」

「それもそうか」

「そうです」

「……」

「……」

「「……」」

「「はあ……」」

「しかも広範囲攻撃は上手く避けるし……」

「擦り抜けまでしてきましたし」

「……まあ、極短時間しか使えないのと……」

「……ステルスと同時には使えないのが救いでしたね」

「同時に使えたらどうなっていただろう……」

「言わないでください。考えたくもない」

「それもそうか」

「そうです」

「……」

「……」

「「……」」

「「はあ……」」

「結局、勘で俺が狙撃して、一瞬動き止めた所へ」

「私が凍らせてマーキングして」

「後は、消耗戦でしたね」

「チマチマ削ってどうにか倒したけど……」

「もうやりたくありません」

「同感だ」

「……」

「……」

「「……」」

「先輩今、何想像しました?」

「そっちこそ。何を思い浮かべた?」

「「……」」

「同時に言いましょう」

「ああ」

「「せーの! ラスボスが中ボス全部のチカラ使えたらどうしよう!?」」

【TIPS:コカクチョウ】

(・▽・)<鳥型の中ボス。ステルス状態で爆撃してきます。


(・▽・)<しかも動きが速く、極短時間なら擦り抜けすら可能。


(・▽・)<……まあ飛ばしましたけど。


(㈩*㈩)<こういうのって何て言うんだっけ? ユ〇パる?


(㈩*㈩)<もしくは……錆〇兵?


(#ー#)<他の作品のネタを出すな!


(・▽・)<実はサクとマユさん一番苦戦しました。

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