表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
陸ノ章 ~New × Generation~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

559/717

五百五十九話目「カレは過ごす」

 ★☆★☆★



 月日は流れて行く。

 本当に平和な日々が続いていた。

 何かに巻き込まれる事もなく、自ら飛び込んでいく事もなく、オウカは過ごしていた。


 その間は色々やっていた。


 前に約束したリアとデートに行った。


『次はあっちに行きましょう!』

『おう』


 因みに尾行者が結構いる。


『……あのプランどっちが考えたんだろう?』

『サク君だと思う。ソルさん曰く、百合女に仕込まれたんだって』

『何なんだろう……あの人』

『次はどこに行くのかな?』

『……なあ帰ってええ?』

『駄目に決まっているだろう』


 そうしたら羨ましがった他の面々ともデートする事になったりした。


『わたくしとデートコースが違う……』

『ソルさん曰く、百合女の教えなんだって』

『本当に何なんだ……あの人』

『…………なあ今すぐ帰ってええ?』

『駄目。道連』

『酷い!?』


 勿論遊ぶだけではない。模擬戦をしたりもした。


『脱力ぅー、脱力ぅー』

『うん。出来てる出来てる』


 レイリとは稽古のような模擬戦になった。

 伸びしろがあるのか、彼女はドンドン強くなっていった。

 なぜかオウカも強くなったが。


『んー』

『ハッ!』


 クインとは殺し合い一歩手前まで行った。

 使いたがらない手札も見せて貰った。

 そのおかげでなんで使いたがらないか、オウカは理解した。


『オウザキ=レイリです! 宜しくお願いします』

『ん。クイン』

『私も変人の仲間入りか……』


 そう言う訳でレイリやクインがオウカがつるむ面々に加わった。……イヌコは道連れ。


 天ノ角高校(自校)の面々だけでなく……


『他の人と行ったのなら、ウチも』

『ああ、いいよ』


 ヒナタともデートした。


『やっぱりコースが違う……』

『リリアーヌさんの教えが生きてるんだ……。何なんだあの人』

『あの二人どこまで行くんだろう?』

『下手すると最後まで……』

『……帰りたい』

『どんまい』


 勿論追跡者はいる。


 バイカと模擬戦をした。


『出来る、なった』

『流石』


 彼女は出来る範囲を増やし、強くなった。

 ……それに付随してオウカも強くなっていった。


 そして、新しい友達だけでなく、古い友達とも交流した。


『平和ですな、婆さん』

『そうですね、爺さん』


 マリアともデートしたり、


『悪いな、付き合って貰って』

『構いませんよ』


 模擬戦……と言う名の殺し合いをした。


『やっぱり修羅場に赴かないと牙が鈍る』

『……この世界は平和なのですから、それで良いのでは?』

『いや、駄目だ。アイツとの誓いだからな』

【コソコソ話】

(#ー#)<なあ、“アイツ”って誰?


(・▽・)(㈩*㈩)<……。


(#ー#)<また二人して黙り込んだ!? もしや……“勇者”?


(㈩*㈩)<そう。今のサクの性格って色々な人との交流で出来たんだけど……


(・▽・)<外〇人格ですね。


(#ー#)<ほとんどの人がわからねえ例えすんな!?


(㈩*㈩)<その中でも比率が大きいのが、この拷問士と……


(・▽・)<イエイ♪


(㈩*㈩)<百合女や修道女の割合も大きいけど、


(㈩*㈩)<この勇者の比率も大きいから。……交流時間は一時間もないのに。


(#ー#)<なるほど。(嫉妬だな。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ