表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
陸ノ章 ~New × Generation~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

521/706

五百二十一話目「金目の物はドコにある」

「何だこの化物は!?」

「こんなのやってられるか!」

「おい、何処へ行く?」

「逃げ場なんてねえよ! 戦え!」


 禰御の一部構成員達は逃げようとする。

 だが、二手に分かれ、出入り口に陣取ったオウカとヒナタのせいで逃げられない。


「どこ行くの?」

「どけよぉ、お前!」


 一人が剣片手にヒナタに襲いかかる。だが、


「アンタみたいなのは、鳥になって空を飛びなさい」

「トリィー!?」


 ハンマーになった【ムジョルニア】のフルスイングで、グシャグシャになって吹っ飛んだ。


「潰れなさい。スフレみたく」

「クチドケェー!?」


 返すハンマーが振り下ろされ、身長が半分以下になった半グレ。


「糞。こっちは駄目か……」

「だったらあっちだ!」


 オウカの方へ向かう生き残り達。

 だが、それは悪手。


「悪党にしては良く生きた。さあ、死のう」

「ギャ」

「ヒデブ」

「ヒ」


 大鉈の横薙ぎで、三人が真っ二つになる。


「腹の中見せてみろ!」

「チャーハン!?」


 大鉈の一振りで、真っ二つになる半グレ。


 そして最後にボスが出て来た。護衛らしき屈強な男達と一緒。


「テメェら人んちで何w」

「傭兵を舐m」

「殺しt」

「「「うるさい」」」


 最後まで言えなかった。

 三人が投擲した武器によって、呆気なく死んだ。


「り、リーダーが殺られた!?」

「雇った傭兵まで!?」

「に、逃げるぞ!」


 完全に総崩れとなった半グレ達。

 だが、オウカ達が逃がす訳がない。


 そうしてしばらくすると、そこには命だったものが大量に転がっていた。


「雑魚しかいない」

「歯ごたえのない奴らばかり」

「烏合の衆なんて所詮こんなもんさ」


 三人は武器を仕舞い、戦利品を検分していく。


「現金と武器ばかり……」

「レア物はないみたいね……」


 オウカとヒナタが溜息を吐く。

 この二人の狙いは、何かしらのアーティファクトや邪眼など。

 結構高値で売れる上、有用なら自身の武器になる。

 なのだが、今回はあまり良くない。


(使い切るタイプなのか?)


 そんな時だった。


「ん」


 クインが何かに気づき、二人を呼ぶ。


「どうした?」

「どうしたの?」

「アレ」


 そこは体育館の床下収納。

 何かが厳重に保管されている。


「もしかして……」


 見てみると、そこにはアーティファクトと金目の物がある。


「なんだあるじゃないか……」

「今日一番の整理品ね」


 ハイタッチするオウカとヒナタだった。

【TIPS:クインのチカラ その一】

(・▽・)<まずはステルス能力。透明人間になれます。


(・▽・)<しかも視覚だけでなく、五感全てを隠蔽可能です。


(・▽・)<まあ攻撃すると解除されてしまうのですけど。


(#ー#)<追跡にはぴったりだな。……アレ? じゃあアイツなんで気づけたの?


(・▽・)<そこにいる者が見えなくても、周囲の物は見えているので。


(#ー#)<……?


(㈩*㈩)<分からない人は、呪〇廻戦で刀爺が呪霊の攻撃を、


(㈩*㈩)<躱して、攻撃出来た理由と同じと思ってくれれば良い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ