表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
伍ノ章 ~無尽蔵の略奪者と破滅の装置~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

487/710

第487話:求道剣、友に語る。

【前書】

(・▽・)<ちょっと設定を変えます。ある人物の冥刀の能力を変えます。


(#ー#)<描写されてたっけか?


(・▽・)<どこかで書いている気がするので、一応報告です。


(㈩*㈩)<書いてあったとしても、チラリぐらいだから気にしなくても良いと思うけど。

 ◇◆◇◆



 オウカが目を開ける。

 そこは先程まで戦っていた場所ではなく、星を数多に散りばめた夜空のような空間。


「ここは?」


 周りを見渡すオウカ。

 後ろから声が掛かる。


「お主の心象世界……という奴でござるよ」

「!?」


 その声に驚く。

 振り向くとそこには、着流しの人物が立っていた。


 その人物をオウカは知っている!


「コジュウロウ!? な、何でお前が!」


 “堕天剣聖”

 最強を目指し、全ての知的生命体の抹殺という過程で、それを実現しようとした大馬鹿。

 家族、友人、剣の師、兄弟姉妹弟子を殺し、戦えない非戦闘員どころか、女子供、赤ん坊すら、相互認識すれば殺してきた者。

 だが、その戦闘力は凄まじいの一言。

 殺戮行脚の行程で、右目を失い、右腕の肘から先を失い、右足の膝から先を失うも、戦闘力は衰えるどころか、強化……否、凶化していった怪物。


「お前は俺がトドメを刺したはずだ。なのにどうして?」


 最後の戦い。

 コジュウロウは妹弟子であるカスミとの戦いで、遂に死んだ。

 はずだったのだが、一回殺したくらいでは死なず、怪物となって復活し暴れまわった。それを止めたのがオウカだった。


 オウカの疑問に、コジュウロウが答える。


「然り。ここにいる自分はあくまで残滓みたいなものでござる」

「残滓?」

「あの時、オウカは拙者の一撃を喰らったでござろう?」

「ああ」


 未だにあの傷は残っている。


「アレに遺して置いたんでござるよ。【レッソワニー】を。種子として」

「は!?」


 思い返せば、あの傷治りづらく、痕も濃く残っている。何より、彼が死んだ後、冥刀が残っていなかった。殉死したのかと思ったが、どうやら違ったらしい。


「強いて言うなら、ネラ殿と須臾殿に近いでござる」


 死ぬはずだったが、冥刀に魂を移植して生き延びたネラ。

 魂の欠片を冥刀に仕込んで憑りつかせていた須臾。


「……つまり魂魄の欠片を種子状態で憑りつかせていた?」

「然り。拙者の愛刀を知っているでござろう?」


 その言葉に思い至る。


 【レッソワニー】は他の冥刀の能力を再現できる冥刀の一つ。

 条件は対象を吸収する事。

 一見、厳しいように思えるが、僅かな欠片、破壊・廃棄されたモノ、更には鍔迫り合いや打ち合いで、エネルギーを吸収しただけでも条件を満たす。

 だからこそ、それを利用して、数多の冥刀をストックしていた。

【TIPS:再現系の冥刀】

(・▽・)<対象の能力や術技、チカラを学習し、再現するモノがチラホラあります。


(#ー#)<お前が解説すんの? まあいいけど。確か赤い糸クリドゥノ・アイディンとか二十の刃(チャンドラハース)がそうだろう?


(・▽・)<後者は厳密に言えば畢竟なので違いますけど、まあそうですね。


(・▽・)<前に解説した応報系と同じく、同じようでも違いがあります。


(㈩*㈩)<保持限界とか、学習方法とかが。でもとあるルールは共通している。


(#ー#)<何だ?


(㈩*㈩)<チカラが原典以上になる事はない。同等が限界。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ