cd これからどうなってしまうのか
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後片付けが終わった後、打ち上げがおこなわれた。
「売上一位おめでとうぅー!」
「「イエー!!」」
全員で盛り上がる。
ピザやお菓子を広げ、お酒……は駄目なのでジュースや炭酸で盛り上がる中。
「アレ?」
タナカがある事に気づく。
「サクヅキがおらへんな……」
キョロキョロ見渡していると、ジンナが声を掛けて来た。
「どうしたの?」
「サクヅキが……」
「ああ。さっき出て行ったよ」
「え……」
「用事があるんだって」
「ふうん」
ジンナの表情が少し寂しそうなので、それ以外にも何かあると感じたが……。
「そか」
納得した。
そして、タナカが離れたのを確認し、ジンナがぼそりと呟く。
「まあ、騒ぐ気分にはなれないよね」
◇◆◇◆
ある病院。
そこの一室にオウカはやって来た。
「来たぞ」
返事の声はないが、それでも言わずにはいられない。
そこにあるベッドにいたのは――ソラナキ=ヒナタだった。
服装はいつもの黒い外套姿なのだが、病院に合わせているのか、病院の衣服のようになっている。
あの後、意識を失った二人。
オウカは翌日には目覚められたのだが、ヒナタは未だに目を覚まさない。
やはり怪我が酷かったうえ、止血も碌に出来ず、反動まであったのだから。
名医や聖女に治療や回復をして貰い、どうにか死なないようには持ち直したが。
『後は、彼女次第です』
との事。
オウカはベッドの傍らの椅子に座り近況を報告していく。
「お前も来れれば良かったのに……」
呟くオウカ。
そして、ヒナタの手を握り、額に当てる
「早く起きてくれ。次は笑顔で会うんだろう?」
返って来る言葉はなかった。
■□■□
意識を失ったヒナタはどこかわからない場所にいた。
(どこだろう?)
とりあえず進んでいく。
彼女は気づかないが、いつの間にか背丈が縮み、服装もワンピースになっている。
暫く進むとそこには人がいた。
「あ……」
その顔を彼女は知っている。
「かあさん!」
走って彼女の元へ飛び込む。
それを女性――ソラナキ=サヤ(旧姓カモ)は受け止める。
「あいたかった、あいたかったよ……」
大粒の涙を流すヒナタを撫でながらサヤは言葉を掛ける。
「わたしもですよ」
「つらかった、かなしかった……」
「ええそうですね。よく頑張りましたねヒナタ」
ヒナタは顔を上げてサヤを見る。
「あのね、はなしたいことがたくさんあるの」
「ええ話してください。幾らでも聞きましょう」
そして、ヒナタの話をサヤは聞き始めた。
肆ノ章 Fin. Next 伍ノ章……
【後書】
(#ー#)(㈩*㈩)<何この結末!?
(・▽・)<これがいいかなって事で、こうなりました。
(#ー#)(㈩*㈩)<彼女は一体どうなるの!?
(・▽・)<さあ、次回から新章開始。
(#ー#)(㈩*㈩)<流した!?
(・▽・)<かなり毛色が違ううえ、賛否の否が多いでしょうし、
(・▽・)<とある展開のせいで読者のメンタルに来るかもしれません。
(・▽・)<さらにある事をします。これも否が多いでしょう。
(・▽・)<でも、作者はハッピーエンドが好きなので、ちゃんと良い結末になるので安心してください。
(#ー#)<……何が起こるんだよ。
(㈩*㈩)<不安しかないんだけど……。
(・▽・)<じゃあ、ちょっとヒントを。
(・▽・)<B○EACHや銀○の~編、仮○ライダーセイバーのVシネクスト、ウ○トラマンメビウスのとある話。
(・▽・)<この四つが近いです。では次を楽しみに~♪
(#ー#)(㈩*㈩)<出来るか!?




