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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
肆ノ章 ~ヴェンジェンス・イズ・マイン~

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ccclⅹⅳ 骨と対するのは誰なのか

 戦いは終わったが、彼は煙を解除しない。

 まだやる事があるからだ。


「さて確認でござんす」


 そのままローブの中を見る。


「こっちは偽物か」


 その中にいたのは、エドリーゲインではない人物。

 ただ姿と形は似通っている。


(と言う事は、能力を転写できるでござんすか?)


 つまりエドリーが複数いるという事。


「先輩達は大丈夫でござんすかね……」


 とりあえず分かった事を各地に送った。


 ******



 橙の結界。


 そこは骨や屍の兵隊が人間ではなく、様々な獣、鳥、竜となっていた。

 戦える人々はどうにか対抗するが、人外の再生力と高いステータスに押されていた。


 そんな状況下。

 何かが通り過ぎる。それと同時、兵隊達は細切れになる。


「な、なんだ!?」

「何が起こっている!?」


 透明な訳ではないが、あまりに早すぎて見えない。

 それに兵隊達を操っているローブ姿の人物は、隊列を組ませ対抗。


 それに対してその“何か”は兵隊達の前に出現。

 戦闘者達もその姿を視認する事が可能になる。


「「犬?」」

「「狼?」」


 それは黒い犬。尻尾が蛇腹剣となっている。

 彼こそが、聖霊教の円卓が一人(一匹?)であるノワール。

 ノワールは息を吸い込み……


「アオオオオオン!!」


 咆哮を放つ。ただ放つだけではなく、前方に収束させる。もはや咆哮というより超振動波。

 それにより雑兵は殲滅。だがまだローブは健在。

 彼は手に持つファルシオンを振るう。すると亜空間の裂け目が広がり、そこから十メートル程の骸骨の怪獣が出現。


「こんなものまでストックしているのであるか……」


 あまり喋らないようにしているノワールだったが、思わず言葉を漏らしてしまう。

 更にローブは骨の兵隊を増やす。


(不味い……)


 雑兵の狙いは戦えない一般市民。

 このままでは人が死ぬ。

 だが、怪獣も放って置けない。


 その時だった。


「おーい! そこのワン公」


 骨の雑兵と戦っていたプレイヤーがノワールに声を掛ける。


「言葉がわかる前提で話すぞ!」


 首肯する事で肯定の意を示す。


「俺達に雑魚は任せろ! あんたは大物を頼む!」


 それに、首肯する事で感謝を示すノワール。


(これで大物に集中できるである)


 そして、怪獣とローブに向かい合う。

 それと同時に思い出したのは


(本当に厄介な冥刀である)

 

 オウカの説明だった。

【TIPS:ノワール】

(#ー#)<聖霊教の戦闘部隊の精鋭、円卓の一人というか一匹。


(#ー#)<実は最古参メンバー。魔力で知能が上昇しまくっている。


(・▽・)<木○脳幹みたいですね。


(#ー#)<言わんとしていた事言うなよ……。因みに雑種。狼の血も混ざってる。


(㈩*㈩)<戦い方は犬や狼の機動力を活かした戦いかな?


(#ー#)<ああ。尻尾が蛇腹剣になっていて相手を斬り刻む。爪牙も鋭い。


(#ー#)<更にまだ手札がある。それについては追々。

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