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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
肆ノ章 ~ヴェンジェンス・イズ・マイン~

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ccclⅸ 質問と回答はいつまで続くのか

 誤魔化すためにキョウコはノワールへ訊ねる。


「ワンちゃん~」

「……その言い方はやめてほしいのである」

「そう言えるのは大聖女様だけでござんすよ」


 何でも、彼は怪我、病気、死亡などで代替わりしている円卓の中でも古株……どころか最古参のメンバーとの事。


「じゃあノワちゃん~」

「……妥協するのである」


 それでも嫌そうだが。


「キミは~、どうして円卓に~?」

「簡単な事である。我が主が発足した宗教法人だからである」


 彼は初代大聖女の飼い犬だったそうだ。

 それが魔力の影響で、知能と戦力を手に入れた。

 同時期に、彼女もセイレイサマに選ばれた。


「守りたいものを守る事は当然である」


 それに一同しんみりする。

 そして、次にクラマが訊ねる。


「マックスって言ったけ?」

「そうでござんす」

「何でその恰好?」


 それは全員気になっていた。

 因みに。


「それは吾輩も気になっていたのである」

「アナタも知らなかったのね……」


 ヒナタが呟く。

 そしてマックスは答える。


「よく見た時代劇に憧れたんでござんす」

「「意外に普通の理由!?」」

「え!? 皆さんどんな理由だと!?」


 そして、そのまま質問タイムは続いていく。


「そこの無貌さん」

「何だ?」

「普段は何をやっているでありんすか?」

「殺し屋だ」

「「!?」」


 元から知っていたオウカ以外ぎょっとする。


「それでも義は重んじる」

「……じゃあリアの件は?」

「情報がガセだったうえ、内部のゴタゴタのせいだ」

「……苦労しているでありんすね」


 他にも。


「えっと、ソラナキ=ヒナタ?」

「何?」

「その恰好はなんでござんす?」

「……冥刀の代償」


 こんなのや。


「では我も聞こう。そこの花魁」

「あちきでありんす?」

「「お前しかいないだろう……」」

「なぜその恰好をしている?」


 その問いにコウは暫く考えて。


「わからへん」


 その答えに全員ズッコケたり。


 時には。


「良い機会だから聞いていいですか。クラマ」

「オレ!? 何だカヤ」


 長い付き合いの友人に訪ねる事もある。


「彼氏とはどうなのですか?」

「「今聞く事!?」」

「良い機会なので聞きたかったのです」


 こんな質問の回答は。


「……もうすぐ結婚だ」

「「お幸せに(爆発しろ)!」」

「おい! 誰か貶しただろ!?」


 因みに、女装家の人が相手らしい。


 こんな感じでこの面々は仲を深めた。

【コソコソ話】

(㈩*㈩)<これ以降、この九人と一匹は連絡交換したようで、


(㈩*㈩)<この件が片付いても交流は続きます。 


(・▽・)<そうですか。 アレ? マユさん。貴方ここにいませんね。


(㈩*㈩)<別件で動いている。ネラもそう。それについてはいずれ。

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