cccⅹⅹⅸ 綺麗なのはなにか
【前書】
(・▽・)<注意事項。
(・▽・)<少し性的な表現が出ます。
(㈩*㈩)<ここ最近多い気がする。
(#ー#)<作者曰く、挑戦だとさ。どこまで行けるかの。
そして、二人きりになる。
とりあえずオウカは、ヒナタを見ないようにして言う。
「何か用事がある時は言って」
「じゃあ……喉乾いた」
「了解」
そういう訳で、麦茶をゆっくりと飲ませる。オウカはヒナタを見ないように、眼は瞑ったまま。
「ありがとう」
飲み終わったタイミングで、すぐに後ろを向くオウカ。
「テレビ付けとこうか?」
「別にいい」
そして、暫く沈黙が続く中。
「ねえ」
「何だ?」
「さっき、マユさんが言ったアレって何?」
「……」
沈黙するオウカ。
暫くして答える。
「魔力系ってあるだろう?」
「体内にある魔力の通り道でしょう?」
神経系みたいなものである。
「ああ。戦闘を繰り返すと澱みが溜まっていくんだ」
魔力を使わないで休息すれば取れる。のだが、連戦すると溜まりやすくなる。
「それを針治療みたいな感じで取り除くんだ」
そうすると、魔力をコストするスキルが使いやすくなる。
因みに、メイド師匠から習った方法である。
ただこれ欠点がある。
「初めて聞いたのだけど」
「師匠曰く、知っているのはごく一部のノーブルくらいなうえ」
一拍置いて続ける。
「裸を見る必要があるんだよ。薄布一枚も身に付けられない」
だから廃れたとは、メイド師匠談。
それを聞いたヒナタは躊躇なくオウカに頼む。
「じゃあ丁度良いからお願い」
「え!」
「もう見られてるからいい。時間もあるだろうから」
その言葉にオウカは溜息を吐いて。
「わかった」
頷いた。
そういう訳で作業をおこなう。
細長い針を用意して煮沸する。その間に、ベッドのシーツを新しい物にして、ヒナタをお姫様抱っこで持ち上げ、横たえる。
「じゃあ始めるぞ。外す」
「……(コクリ)……」
まずはバイザーを外す。そこから現れたのはオッドアイの瞳。どうやら両方共移植したモノのよう。
(だから隠してたんだ)
納得した後、局部の絆創膏を外して、改めてヒナタの全裸を見るオウカ。
胸はそこまで大きくないが、形が良いため、女神像のような裸身であり、性的よりも美的を感じる体。肌には火傷跡や古傷があるが、それらもコントラストになっている。
少しだけ見惚れるオウカにヒナタはこう言う。
「見ても面白くないでしょう? 火傷や古傷だらけだから」
「そんな事ないと思うよ? 十分綺麗だと思う」
彼の言葉にヒナタはほんの少し口元を歪める。
「そ。誉め言葉として受け取っておくわ」
そうして処置が始まった。
【TIPS:魔力系】
(#ー#)<神経系に沿うようにある魔力の通り道。
(#ー#)<因みに解剖しても取れない、見えない内臓だな。
(・▽・)<後天的プレイヤーはこれが生えるんですか?
(#ー#)<ああ。まあ全く無い場合、少し時間はかかる。
(㈩*㈩)<そういえば魔力を集めたり、生成する器官もあるんだよね?
(#ー#)<う~ん。ちょっと微妙。魔力器官って言う見えない内臓があって。
(#ー#)<それが生命活動で生成・収集されたモノを貯めて置くんだよ。
(#ー#)<人によって量・質・速度などが違う。




