第296話「訪」
【前書】
(#ー#)<なあ。何かこの章、駆け足すぎないか?
(㈩*㈩)<歯抜けも多い。スカスカ。
(・▽・)<元々、二十話くらいどうにかしようで、始めましたから。
(・▽・)<補足の話は、要望が多ければ、やるかもしれません。
◇◆◇◆
楽しい海水浴が終わって数日後。
オウカの姿は≪昴咲高校≫にあった。因みにマユとネラはいない。
そして、その恰好は――昴咲の制服であるブレザー姿。
実はこの日、バイカと約束していた稽古だった。
とは言え、≪昴咲高校≫は女子高なうえに、男子完全禁制。教師は勿論、資材の搬入業者の人員すら女性。男性の入る余地はゼロ。
なので、オウカは別の場所でやろうと言ったのだが。
『大丈夫。許可、取った』
『は!?』
何でも学長や担任などと掛け合ったらしい。
その結果……
『前例、作ろうって』
あの対校戦で大活躍(?)したからこそ、何かしら良い刺激になるのではないかと言う判断だった。
とは言え、いきなり入校させるのもアレなので。
『はい』
『……これは?』
『ブレザー。ウチ、制服』
見ればわかる。
だからこそ、オウカは女装して行くことになった。それだけでは不安だったので、髪と眼の色を変え、普段は流している髪の毛を縛る。
そして、許可証を出して中に入り、バイカを探していると。
「あ、いた。おーい。バイカ」
「……誰?」
見つけたので声を掛けた。因みに、変声しているため、男の声とはバレないようにしている。
とは言えわからないようなので声を戻す。
「俺だ。サクヅキだ」
「!?」
眼が真ん丸になる。そして、言葉が漏れる。
「凄い。女の子、しか、見えない」
「誉め言葉と受け取って置こう」
そして、二人は挨拶のため学長室に向かう。そして、そこでも驚かれる。
「凄いわね……。多分脱がなきゃ分からないわよ?」
「こちらも誉め言葉として受け取って置きます」
そして、注意事項を聞き、正式な許可を貰い、退出。
ただ、学長が何か思いつき、企んでいるような顔をしているのは気になったが。
その後、模擬戦などに使う部屋に行き……
「ハアアアアアア!」
「うん。悪くない」
稽古が始まる。VFを使っての模擬戦が主。
バイカは愛刀を振るい、オウカは最初は段平で戦い、その後、槍、薙刀、ナイフ、ウルミなど武器を変える。
とは言えぶっ続けでは持たないので、偶に休憩を入れる。
「よし休憩」
「……うん」
オウカはまったく息を切らしていないが、バイカは汗だくで息も絶え絶え。
スポーツドリンクを飲みながら、思う。
(本当、凄い。彼、頼んで、良かった)
一方、オウカは水分補給して、塩ラムネを食べながら周りを見渡す。
因みに、彼ら以外にもここを使っている人はいる。
そんな中で目に留まったのは――一心不乱に棍棒を振るう少女。
夏休み中でもチラホラ生徒は見かけ、制服や運動着姿が多い。
なのだが、この少女は季節外れどころか、場所外れな外套で全身を覆い、眼もバイザーで覆っている。
そして、手足は甲冑を着ているのか銀色。
(何か気になる……)
そんな事を思うも、今はバイカとの稽古中なため、心の片隅に留めるだけにしておいた。
この二人の邂逅はもう少し。
【後書】
(・▽・)<こういう感じで、バイカさんの稽古は続きます。
(㈩*㈩)<実戦形式が一番だから。
(#ー#)<なあ、アイツって女装に抵抗ないのか?
(㈩*㈩)<し過ぎたせいでなくなった。
(#ー#)<なんともはや……。
(・▽・)<因みに、化粧とかは自前で可能です。




