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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
3.5章 ~ヤイバを遺す者~

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296/715

第296話「訪」

【前書】

(#ー#)<なあ。何かこの章、駆け足すぎないか?


(㈩*㈩)<歯抜けも多い。スカスカ。


(・▽・)<元々、二十話くらいどうにかしようで、始めましたから。


(・▽・)<補足の話は、要望が多ければ、やるかもしれません。

 ◇◆◇◆


 楽しい海水浴が終わって数日後。


 オウカの姿は≪昴咲高校≫にあった。因みにマユとネラはいない。

 そして、その恰好は――昴咲の制服であるブレザー姿。

 実はこの日、バイカと約束していた稽古だった。

 とは言え、≪昴咲高校≫は女子高なうえに、男子完全禁制。教師は勿論、資材の搬入業者の人員すら女性。男性の入る余地はゼロ。

 なので、オウカは別の場所でやろうと言ったのだが。


『大丈夫。許可、取った』

『は!?』


 何でも学長や担任などと掛け合ったらしい。

 その結果……


『前例、作ろうって』


 あの対校戦で大活躍(?)したからこそ、何かしら良い刺激になるのではないかと言う判断だった。

 とは言え、いきなり入校させるのもアレなので。


『はい』

『……これは?』

『ブレザー。ウチ、制服』


 見ればわかる。


 だからこそ、オウカは女装して行くことになった。それだけでは不安だったので、髪と眼の色を変え、普段は流している髪の毛を縛る。

 そして、許可証を出して中に入り、バイカを探していると。


「あ、いた。おーい。バイカ」

「……誰?」


 見つけたので声を掛けた。因みに、変声しているため、男の声とはバレないようにしている。

 とは言えわからないようなので声を戻す。


「俺だ。サクヅキだ」

「!?」


 眼が真ん丸になる。そして、言葉が漏れる。


「凄い。女の子、しか、見えない」

「誉め言葉と受け取って置こう」


 そして、二人は挨拶のため学長室に向かう。そして、そこでも驚かれる。


「凄いわね……。多分脱がなきゃ分からないわよ?」

「こちらも誉め言葉として受け取って置きます」


 そして、注意事項を聞き、正式な許可を貰い、退出。

 ただ、学長が何か思いつき、企んでいるような顔をしているのは気になったが。

 その後、模擬戦などに使う部屋に行き……


「ハアアアアアア!」

「うん。悪くない」


 稽古が始まる。VFを使っての模擬戦が主。

 バイカは愛刀を振るい、オウカは最初は段平で戦い、その後、槍、薙刀、ナイフ、ウルミなど武器を変える。

 とは言えぶっ続けでは持たないので、偶に休憩を入れる。


「よし休憩」

「……うん」


 オウカはまったく息を切らしていないが、バイカは汗だくで息も絶え絶え。

 スポーツドリンクを飲みながら、思う。


(本当、凄い。彼、頼んで、良かった)


 一方、オウカは水分補給して、塩ラムネを食べながら周りを見渡す。

 因みに、彼ら以外にもここを使っている人はいる。

 そんな中で目に留まったのは――一心不乱に棍棒を振るう少女。

 夏休み中でもチラホラ生徒は見かけ、制服や運動着姿が多い。

 なのだが、この少女は季節外れどころか、場所外れな外套で全身を覆い、眼もバイザーで覆っている。

 そして、手足は甲冑を着ているのか銀色。


(何か気になる……)


 そんな事を思うも、今はバイカとの稽古中なため、心の片隅に留めるだけにしておいた。

 この二人の邂逅はもう少し。

【後書】

(・▽・)<こういう感じで、バイカさんの稽古は続きます。


(㈩*㈩)<実戦形式が一番だから。


(#ー#)<なあ、アイツって女装に抵抗ないのか?


(㈩*㈩)<し過ぎたせいでなくなった。


(#ー#)<なんともはや……。


(・▽・)<因みに、化粧とかは自前で可能です。

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