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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
参ノ章~Once More Again~

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二七五「最終ラウンド勃発」

【コソコソ話】

(・▽・)<さて、最終ラウンドなので裏話をば。


(#ー#)<終わってからしろよ。まだ早いだろう。


(㈩*㈩)<まあいいじゃない。


(・▽・)<この章で登場した<天剣>。元ネタは――まあわかってる人も多いでしょうけど、仮〇ライダーです。


(㈩*㈩)<ゴ〇ストの敵と、セ〇バーの武器でしょ?


(・▽・)<はい。知っている人なら「ああ!」となったかもです。


(#ー#)<……ハア。うん? アレ?


(・▽・)<どうしました?


(#ー#)<と言う事は……セフィロトの番外があるという事か?


(㈩*㈩)<……ある。しかも一本じゃない。


(#ー#)<は!?


(㈩*㈩)<それはいずれ。そしてコレらと候補だったモノを総じて<準天剣>と呼ぶ。もしくは<クリフォト>。

 今の攻撃、普通でなくても死ぬ攻撃。

 だが、オウカは知っている。あの戦闘狂が簡単に死ぬ訳がない。

 なので呼びかける。


「おーい生きてるか? まだデザートとコーヒーが残っているぞ?」


 その言葉に対する返事は――剣の一撃。


「!?」


 どうにか身を逸らしどうにか避けるオウカ。だが、その剣はオウカを追いかけて来る。しかも剣身が大きくなり、幾つも分裂して迫る。


 それを空中機動しながら避けるオウカ。【アロンダイト】が分析する。


『今の一撃、空間を飛び越えました。しかも追跡と分裂が掛かってる』

「アイツ何をした?」


 そして一人と一本は、有る可能性に思い至る。


「まさか……」

『ええおそらく』

「アイツ、他の<冥刀>を再現しやがったのか」

『ええ。これは【フルンティング】と【イペタム】のチカラです』


 それに答える声がある。


「その通り」


 そこにはソルドアットがいた。地面に二歩足で立ち、着ている服はボロボロだが、体には傷は少なく、手には大太刀の【ブルンツヴィーク】。周囲に浮いていた武器は消えている。


「剣は(ツチ)より出でて、金を鍛えて刃となる」


 その顔には――凶暴な笑み。


「そして、星は記憶を持つ。そこにソルの記憶を足した」


 ゆえに、だからこそ。


「今なら全ての<冥刀>を再現できる!」


 それに対して――


『そうですか。良かったですね。しかし私……いえ私達のほうが強い』


 【アロンダイト】は簡明な返答を返す。彼女には彼女の自負が、哲学がある。


 そして、オウカは剣の切先を相手に向ける。


「おう。さあデザートだ。味わっていけ」


 そこから始まったのは――最終ラウンド。

 両者共に出し惜しみはない。


 ソルドアットは様々な<冥刀>のチカラを出していく。

 地面から生み出される、数多の武器から放たれる掃射は同じモノが存在しない。

 劫火の津波、絶対零度を超える冷気の奔流、超高圧の雷轟、猛毒の凝縮、致死の呪詛、斬・貫・打・射の物理攻撃の嵐、沸騰する重金属の液体、電磁波、物質崩壊のウィルス、様々なチカラを宿した光線の雨。そして、どう形容していいのかわからないモノまで存在する。

 あらゆる面から見て対処できぬと判断した数と、密度の釣瓶打ちが対象の魂魄すら残さず消え去るまで放たれる。


 オウカは時空を操作し戦う。

 空間を伸長させ攻撃範囲を広げ、未来に攻撃を飛ばし、手数を増加させ、空間を切断し、切創を拡張させ、攻撃をすると同時、防御もおこなう。それすら潜り抜けて襲い来る攻撃は、時間を止め、時に飛ばし防ぎ切る。

 時間と空間という万能の札を様々なモノにして対応していた。 


 互角のように見える戦いだが、一部の者にはわかる。ソルドアットが若干有利。

 

 マユが苦い顔をする。


「発射台が足りないか……」


 正にその通りだった。

 オウカは攻撃を放つ台が、手に持った剣しかないのに対して、ソルドアットは地面全てが発射台となっている。

 それに加え、ソルドアットに手札には回復、治癒、再生まである。だからこそ、オウカの傷は増えていくのに、ソルドアットのパフォーマンスは下がらない。


 このままではオウカは潰される。

 だからこそ、オウカはもう一つの手札を準備している。


「オートクレール!」

『もう少しだけ耐えてください……』


 まだ時間はかかる。

 凄まじい攻防。時間との勝負。気を抜けばやられる状況。

 そして、ソルドアットは手に持った太刀から、全てを削り取る消滅の一閃を放つ。


「時空すら超越する一撃だ。躱せまい!」

「!?」


 そして、その一撃はオウカを捉えた!

【コソコソ話】

(・▽・)<そして、ゴ〇ストと、セ〇バー以外にももう一つある。それが――ガ〇チャードのアレ。


(㈩*㈩)<ケ〇ー? アレもナンバー付いているし。


(・▽・)<その通り。だからアレとアレでああなります。


(#ー#)<わからねえ人が多すぎる……。

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