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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
参ノ章~Once More Again~

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244/712

二四四「戦いはエンドに近づく」

【前書】

(・▽・)<今回はちょっと短めです。……最近長かったですから。

******



 そして、カナタは複数人を相手取っていた。悪い事に、敵は彼女が強敵だと判断して、共同戦線を張っていた。つまり多対一。


「本当に嫌になっちゃう……」


 そう言いながらも、カナタは互角に渡り合っていた。

 最近習得した式神を使い、ソレを呪符と共に飛ばし、攻撃と防御をおこなう。そして、自身は適宜武器を使い分けて戦う。

 そのおかげで、敵は残り半分。なのだが。


(やっぱり、消耗が激しいわね。このままだと持たない)


 実はメンバーの中で一番継戦能力が低いのが、カナタである。


(誰か助けに来てくれないかしら)


 そう思った

 まず最初に浮かんだのは、オウカの顔。


(サク君……は無理ね。今は動けないでしょうし)


 だが、すぐにそれを否定。なぜならそれは今は無理。

 なので、他のメンバーに心で良い賭ける。


(ベニバナ先輩、スドウ先輩、カミキ会t)


 最後まで言えなかった。

 陣を組んでいた敵の一角が崩れた。


「何g……ギャア!?」

「敵だ! 倒s」


 そのままドンドン減っていく敵の数。

 その隙をカナタは見逃さない。


「一気に行くわよ!」


 防御に割いていた式神と呪符を全て攻撃に回し、突貫させる。

 そうして、敵はあっという間に全滅する。


「ふう……」


 体力も気力も消耗したカナタ。座り込んだ彼女に近づく相手。それは。


「怪我無いかい?」

「カミキ会長……」


 カミキだった。《クロス》は発動中で、両腕がカマキリになっている。


「立てるかい?」

「大丈夫です」


 どうにか立ち上がるカナタ。元々アクセサリーとして自動回復や自然回復向上を付けているので、ある程度はすぐに回復する。


「そうか」

「そういえば、状況はどうなってます?」

「こちらは未だ脱落者ゼロ。戦力を着実に削っている」


 スドウは隠密性と器用さを活かして(フラッグ)を狙う。

 ベニバナは高いステータスを活かし、文字通り薙ぎ払う。


「ゼロって事はサク君は……」

「ああ。どうやらちゃんと守ってくれているらしい」


 実は、(フラッグ)の護衛はオウカがやっていた。

 彼が立候補したのだ。


 曰く。


『新しい戦法を試したいし、それに……。いやこれはまだ早い』

『『言えよ!?』』


 そういう訳であった。


「それで? どうします?」

「そうだな。敵も粗方減ったから、他の面々と合流しよう」

「そうですね」


 そういう訳で二人は他のメンバーを探し始めた。

【後書】

(㈩*㈩)<次話は、主人公(サク)が戦うよ。お楽しみに。

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