二一一「禁断のスキル」
【前書】
(・▽・)<前回出たディアンのストック。これまだ名前未定。
(#ー#)<おい!?
(㈩*㈩)<候補は二つ。竜殺しの彼の剣。三本の内、二本まで絞れている。
******
オウカはベニバナを保健室に送り届け、その足で誰もいない所へ向かう。
そして、相棒に頼む
[マユ。頼む]
[わかった]
マユが櫛から人になり、亜空間の入口を展開。そのままそこにオウカとマユは消える。
中に入った瞬間。
「うぅ」
膝を付き、座り込む。
「はあ、はあ……」
息は荒く、脂汗を流している。しかも、よく見るとあちらこちらから流血までしている。着ているのがメイド服なので目立たないが。
そんな彼の背中を擦るマユ。
そこへ、懐に潜んでいたネラが出てきて、マユに聞く。
「何起? 先輩」
「反動。そもそもコピーが無制限で使えると思うの?」
「!?」
強力なモノをコピーした場合、それ相応の反動がある。
しかも、今回はその中でも反動が強いモノなうえ、他者に使わせるという荒技を使ったのだ。
勿論、ベニバナにも反動はあるが、オウカの反動はそれ以上。しかも彼は、彼女の反動をある程度肩代わりして引き受けていた。
だからこそ、こうなっていた。
「主人、平気?」
「……ああ。どう……にかな」
「大嘘」
そう言うと、ネラは蟻形態から人形態になる。彼女の場合、そうすると裸になってしまうので、胸と臍の下を手で隠す。
「何をする気?」
マユの疑問に答えず、ネラはそのまま、機械アリを大量に展開。
「〈感覚共有〉」
その言葉と同時、機械アリ達が崩れ落ちる。するとオウカから痛みが引いていく。
それに驚き、裸から目を背けながら、オウカはネラに問いかける。
「お前何した?」
「当機、能力、感覚、共有」
【アスカトル】のチカラは機械アリの生成と操作。
それを使う事で、偵察や戦闘をおこなう。特に偵察の場合、感覚を共有しておこなう事が可能。
今回はそれを応用して、オウカの痛みと反動を引き受けたのだ。
だが、これはネラも無傷では済まず。
「コフッ!」
血を吐くネラ。そのまま座り込み、片手で口を押さえる。
「大丈夫か?」
「平気」
見た所外傷はなさそうだが、少し辛そうなネラ。
オウカはどうにか彼女に近づき、背後に座る。
「背中合わせなら少し楽になる」
「礼言」
「こっちのセリフだ。サンキュー相棒」
そのまま二人は、仲良く寄りかかり合う。
そんな二人を見たマユは少し離れる。邪魔はしなかったが、少しだけ嫉妬している顔をしていた。
【後書】
(㈩*㈩)<【アスカトル】のエグイ荒技はこの感覚共有の応用。
(㈩*㈩)<機械アリの感覚を相手に共有させる。
(#ー#)<それがどうえげつないんだ?
(㈩*㈩)<考えてみて。小さな機械アリを痛め付けて、その痛みを共有するんだよ?
(#ー#)<うわ……。
(・▽・)<(何か参考になりそうですね。メモメモ)……。




