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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
参ノ章~Once More Again~

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202/710

二〇二「光るマンティスと武器百般」

 ******



 そうして向かい合う三人。

 三人とも武器は持っていないが、準備万端。


 オウカは状況によって、武器を変えるので、こういうスタイル。

 カミキは武器は使わないので、徒手空拳。

 スドウはオウカと同じパターン。


 そうしてカミキが二人に声を掛ける。


「では勝敗は先程と同じように」

「はい」

「おう」


 カミキが出したのはコイン。


「これを投げる。落ちたらスタートだ」


 カミキが親指でコインを弾く。コインが上がり、重力に従い落ちる。

 そして――地面に落ちた。


 それと同時、二人は距離を離しにかかり、一人は距離を詰めにかかる。

 

 カミキは移動しながら、両腕をカマキリの鎌に変え、腕を振るい三日月形態の光刃を飛ばす。しかも連続して飛ばす。

 スドウは片手で撃てるボウガン出して発射する。勿論、対<プレイヤー>と<モンスター>用のボウガンで、【匣】と連動しており、連射可能な矢の数は五桁。

 奇しくもオウカに近づけさせないように立ち回る事にした二人。


 それにオウカは、ロングナイフを両手に構える二刀流。一気に間合いを詰めにかかる。


「スロー過ぎて欠伸が出るねぇ!」


 矢と光刃を避け、時にナイフで弾き、近づく。

 オウカは、銃や砲の速さに慣れているからこその言葉。

 それにツッコミを入れる二人。


「お前が速すぎるんじゃボケ!」

「……全くもって同感だ」


 そう言いながらも二人は対抗。

 カミキは鎌に光を纏わせ、攻撃の威力を上げ、スドウはボウガンの代わりにショートソードを二本出して近接戦に持ち込む。

 そして、ぶつかり合う。


「ハアアアアアア!」

「オラアアアアアア!」

「ハッハー!」


 斬撃がぶつかり合う。お互いのVFが削れていく、完全に互角な状況。だが、それは、冷静に考えると、実際はおかしい。

 二対一、四つの刃対二つの刃なので、数的にオウカが不利。

 だが、オウカは二倍の手数相手に渡り合っていた。


 それを見ているベニバナは絶句し、カナタは呟く。


「……!」

「流石サク君」


 拮抗した状況だったが、これが長く続く訳もない。


「テンション上げて行こうかぁ!」

「「!!」」


 オウカの斬撃の激しさが増していく。しかも、それだけでなく。


「オラよっと」

「!」


 偶に、踏みつけ攻撃を混ぜてくるオウカ。今回はスドウ目がけ襲い掛かる。それをどうにか避ける。


「足癖悪いなぁ!」

「誉め言葉どうも」


 オウカの足が上がる。それを見た二人は再び警戒する中。


「同じじゃ芸がないよねぇ!」

「うお!?」


 踏みつけと見せかけた前蹴り。

 スドウは対応出来ず、蹴り飛ばされた。

 だが、ただでは飛ばず、投擲ナイフを飛ばす。蹴りで足が伸びた瞬間を、二人は見逃さない。


「隙あり」


 そこに重ねるように、カミキは鎌に光を集中させた一撃を放つ。鎌に光を集中させた一撃を放つ。片足だけで避けられないベストなタイミング。

 だが、それをオウカは不安定な態勢で、投擲ナイフを避け、弾き、光鎌を受け止め、後ろに飛ぶ事で威力を殺す。

 

 そうして仕切り直しになった。

【コソコソ話】

(#ー#)<そういや、実体剣で非実体剣って受け止められるのか?


(㈩*㈩)<物による。普通だったら、通り抜けるか、溶断されるかの二択。


(㈩*㈩)<でも、<冥刀>は受け止め可能。ちゃんと対策済み。


(・▽・)<そして、特殊な処置をすれば<冥刀>じゃなくても受け止められます。


(・▽・)<因みに、ヴィーの武器は全部処置済み。


(・▽・)<それに、私は【ルンペル】の強化を載せているから鍔迫り合いも可能です。

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