一八一「バトルとレース」
それと同時にある疑問が湧き上がる。
「それで、どんな競技をやるの?」
「えっと、バトルとレース」
「色々」
その説明では、スカスカである。なので、カナタが説明する。
「二人共。その説明だと、あまりにも大雑把過ぎるわよ」
おこなわれる競技は五つ。
・出てくる大量の敵をいかに多く速く倒せるか――『殲滅戦線』
・目標物をどれだけのダメージを与えられるか――『大破壊』
・小さく大量の的をいかに正確に速く撃ち抜けるか――『クイック・シューティング』
・山有り谷有り罠有り妨害有りの――『ハイパーレース』
・どれだけ早く飛べるかを競う――『飛空』
・ほぼほぼ何でも有りのバトルロワイヤル――『バトル✕バトル✕バトル』
そして、コレらに偶にルールが追加、改定されたりする。
マユは納得と同時に、湧き上がる疑問を聞く。
「追加って?」
「禁忌術技や、心身に後遺症が残るモノの使用禁止、会場を消し飛ばす程火力過多なモノや、世界に影響与えるモノの使用禁止とか」
「……使った人いるの?」
「黎明期は凄かったらしいわよ」
動画投稿サイトを見てみたら、と言うカナタ。
実際、凄まじかったらしく、死傷者続出だった。しかも選手だけならまだ良いのだが、観客まで巻き込まれて、死傷する事態になっていたそうだ。
ソレにルール追加をして、安全対策を万全におこない、皆が楽しめるモノになった。
ネラがオウカに聞いてくる。
「│主人」
「ん?」
「貴方、出場?」
「どーだろうな?」
首を捻るオウカ。それにカナタが断言する。
「出場すると思うわよ」
「そうですかね?」
「だって一人一種目しか出れないもの、優秀な生徒は出場でしょうし」
一拍置いて続ける。
「それに、貴方は色々やらかしてるでしょう?」
「……その言い方はちょっと」
事実ではあるが、言い方があるだろう。
「だから、本戦に出る可能性もあるわね」
対校戦は一年生だけの新人戦と、学年無差別の本戦がある。一年生は基本、新人戦に出場なのだが、稀に優秀な生徒が、本戦に出場することがある。その場合は、新人戦には出れない。
オウカはカナタの言葉にこう返す。
「まあ、いつも通りで行きます」
「いつも通り?」
「はい」
一拍置いて続ける。
「成り行き任せ大作戦!」
その場の全員ズッコケた。
【後書】
(㈩*㈩)<ねえ、あなたは出場したの?
(#ー#)<あん? 『バトル×三』の候補にはなってたぜ。面倒だったからバックレたけど。
(・▽・)<もう死んでいいよお前。
(#ー#)<ガチトーン!?




