表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
弐ノ章~みんなで実習キターッ!~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

177/719

177話:名・前・呼・称

【前書】

(・▽・)<最後駆け足でしたけど、これにて弐章完結。


(㈩*㈩)<結構長くやった。


(#ー#)<そのせいか、今回は前書と後書付で本編もある。


(#ー#)<……いつもより長いがご了承してくれ。



【コソコソ話】

(#ー#)<サクヅキがいなかった場合、オオトリは苦しまずに死ねた。


(#ー#)<そして、上手くやれば逃げるチャンスもあった。


(・▽・)<あの護衛そんなに強かったんですか?


(㈩*㈩)<強い……というか厄介。正確には使ってる<冥刀>がだけど。


(㈩*㈩)<【ティル・ナ・ノーグ】って言うんだけど、異空間を作り出して潜れる、虚空叢雅の作品。


(㈩*㈩)<しかもコレの場合、自分しか潜れない。だから使い手は安全圏から攻撃可能だったんだけど……、相性が悪すぎた。

 ******



 そして、外道を燃え滓にしてから、三人は解散した。


「また会う事になりそうですね」

「同感だ」

「連絡先、交換しておく?」


 そういう訳で連絡先を交換し合った。


 そうして、帰宅道中、オウカはネラに話しかける。


「ネラ」

「何用?」

「これが俺だ。俺は悪人じゃないけど、善人でもない」


 人を殺しても何とも思わない。だからこそ、元連続殺人鬼(モンセラート)とも仲が良かった。


「外道でも畜生でもない。だけど、自分の知り合い以外ならどうなっても構わない」


 幼少時の経験から、そうなったのだろうか? 先天的にそうだったのか? それはわからない。


「軽蔑するか? 契約切ってm」

「愚問」


 ネラは言葉を遮る。


当機(わたし)、貴方、気入。裏切、毛頭、有得」


 それは彼女の本心。それにオウカは。


「そっか……」


 少しだけ微笑んだ。

 そんな二人をマユは暖かく見守っていた。


 そして、帰宅後、昼くらいまで寝て、さあ何か食べようとなった時だった。


「ごめんください」

「邪魔するぞ」


 リアとランコが訊ねて来た。オウカとしては別に追い出す用もないので、中に上げる。因みに、二人共、マユとネラ共に存在は知っているので、隠すような事はしない。


「いらっしゃい。忙しいんじゃないのか?」

「どうにか時間を縫って来たのです」

「気分転換にもなるからな」


 手にはお土産の重箱。中には色々な食べ物とデザートまでぎっしりと詰まっている。


「お昼一緒にどうですか?」

「「食べる」」


 そういう訳で五人で昼食を取る。


「そういえばルラさんから聞いたぞ。オオトリを始末してくれたらしいな」

「うん。気に食わなかったから、ああいう奴」


 オウカは二人を見据え、昨日ネラと同様に訊ねる。


「どう? 軽蔑した?」


 それに対する二人の答えは。


「「まさか」」


 この答えだった。


 そして、そのまま会話を続けていると、突如、リアがオウカに向けて頭を下げた。


「オウカさん、すいません」

「ええと、何に対して?」

「わたくしには、サイコメトリーのチカラが少しだけあるんです。だから、あなたの過去を見てしまいました」

「!」


 その言葉に警戒するマユ。

 一方、オウカは冷静に目を細めて訊ねる。


「何を見た?」

「断片的ですけど、友達や仲間との出会い、仲良くしている所と……」


 一拍置いて続ける。


「最後を看取った所や、……誰かの腕を抱えて泣き叫ぶ所を」


 その言葉に、オウカは寂しそうな顔をして口を開く。


「悪いな。嫌な物を見せて」

「いえ」


 少しだけ沈黙。そんな中、ネラが口を開く。


「聖女、疑問」

「何でしょう?」

主人(サク)、護衛、任命、理由?」

「……はい」


 何でも、オウカの仲間や友達を大事にする所に目を付けたそうだ。この人なら自分を守ってくれると。


「最低ですよね。わたくし。あなたを利用してました」

「リア様……」

「……ランコ」

「リ、リアちゃん」


 そんなリアにオウカはこう言う。


「いいんじゃないの? それで」

「「え」」

「だって、友達や仲間は利用し合うものでしょう? 一方通行は駄目だけど、相互通行なら良いんじゃない?」


 その言葉にリアは救われたように笑った。


「そう言って貰えると嬉しいです。……それで、わたくしはあなたの友達で良い……ですよね」

「ああ」

「じゃ、じゃあ、サクと呼んでも?」

「……いいよ。命かけて俺を救ってくれたから」

「私は?」

「いいけど……」

「それなら私も名前で呼べ」

「ん」


 こうしてオウカ、リア、ランコは友達になった。それ以上の関係が進展するかは、彼女ら次第だろう。



 弐ノ章 Fin. Next 参ノ章……

【後書】

(・▽・)<次は間章挟もうかと思いましたけど、


(・▽・)<まだ話のネタがあるのでこのままやります。


(・▽・)<まあ期間が飛びますけど。


(㈩*㈩)<どうするの?


(・▽・)<その辺は別の場所か、ネタが尽きた時ようにストックして本編でやろうかな、との事。


(#ー#)<おいおい……。


(㈩*㈩)<参ノ章の内容は……まだ秘密。


(㈩*㈩)<小説家になろうの、作者の別作を知ってる人は分かるかもしれない。アレをやる。


(・▽・)(#ー#)<アレ?


(㈩*㈩)<手直しと確認があるから一週間寝かせます。


(#ー#)<キュウリの古漬けじゃねえんだからよ……。


(㈩*㈩)<来週の七時十分をお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ