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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
弐ノ章~みんなで実習キターッ!~

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175/708

175話:雑・魚・全・滅

 ******



 そうして三人で乗り込む。

 ジョージが二人に確認を取る。


「一人残らず……ですよね」

「当たり前です」

「そりゃあそうだ」

(この二人馬合ってるな~)


 そんな事を思った。

 そして、物陰から建物を確認。当たり前だが、見張りが二人いる。


「私が右を」

「じゃ、俺は左」


 物陰からルラとオウカが飛び出す。


「!?」

「敵s」


 見張りは敵の襲来を知らせようとする。


「叫ぶ前に手を動かしなさい」

「ポギュ!?」


 右の見張りは、ルラの震脚からの肘撃による内蔵破裂で死亡。


「一気に死ねるだけマシだな」

「ゲヒッ!?」

 

 左の見張りは、オウカが頸椎を圧し折りによって死亡。


 その光景を見たジョージは感心しながら二人に近づく。


「容赦ないね~」


 そして、遂にカチコミとなる。

 扉をオウカが蹴破る。


「お前ら、今日で人生終わり! お疲れ!」

「南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経」

「え、これオレも何か言うの? ええとええと」


 ジョージは考えた結果。


「どうもー! 招かれざる客です!」


 そんな状況に、中にいた半グレと傭兵はすぐさま手にした武装を向ける。


「何だ!」

「カチコミか?」

「ここに誰がいるのかわかっているのか!?」


 それは最新式のライフルやマシンガンで、勿論<プレイヤー>と<モンスター>への殺傷能力を持つ。

 普通なら絶望しかない状況だが、この三人は違う。


「ジョージ。貴方がやりなさい」

「ええ……」

「私達はやりましたよ?」

「……まあいいですけど」


 彼は、懐から拳銃を抜きながら言った。


 そんな三人組に向けて弾丸が発射される。


「たかが、三人で何が出来る!」

「数はこっちが有利だ!」

「死ねー!」


 それらは侵入者を穴だらけにするはずだった。だが、弾丸は発射されなかった。


「何だ!?」

「ジャムったか!?」

「いや、全員弾詰まりっておかしいだろ!」


 敵が混乱している中、その理由をルラは知っており、オウカも気づいた。

 ジョージが持つ拳銃から吐き出される白煙を見てわかる。


(凄いな……)


 ジョージは手にした拳銃を早撃ちして、敵のマシンガンやライフルの銃口に当てたのだ。これで最新武装は無用の長物となる。


「だったらこうすればいいんだよ!」

「撃ち殺せないなら斬り殺してやる!」

「死ねー!」


 敵の半数……戦闘になれている者達が剣、斧、ナイフなどの武器で近接戦を挑もうとする。

 それに対し、ジョージは拳銃を持ったまま間合いを詰める。


「遅い」


 踊る様にジョージは動き発砲。そうして、敵の脳天に風穴が空いて、死んで逝く。


「なんだコイツ」

「強すぎる!?」

「逃げるぞ!」


 その光景に、敵達は尻尾を巻いて逃げ出そうとする。だが、もう遅い。


「一人も逃げられません。全員死にます」

「ギャ!?」

「ヘゲェ!?」

「ギャアアア!」


 ルラがモップを振るい、三人がまとめてグシャグシャになる。


「住めば地獄だって都だ。逝ってこい」

「ナニソレ!?」

「ドウイウコト!?」

「イヤダ!?」


 オウカは段平を振るい、三人をまとめて斬り飛ばす。


 そうして、あっという間に敵は全滅した。

【TIPS】


≪円卓≫

(#ー#)<≪聖霊教≫の戦闘部隊。No.0~No.13の十四人が存在。


(#ー#)<主な仕事は大聖女の護衛、外法の抹殺など。


(・▽・)<どうやってなるのですか?


(#ー#)<継承方式を取っている。前任者が候補者へ受け継ぐ。


(・▽・)<でもそれ、任務中死んだりしたら不味くないですか?


(#ー#)<その辺は大丈夫。死んだら回収されるようになっている。


(#ー#)<そんで、特殊な石板に保管される。


(㈩*㈩)<……今回、あの外道が持ち出したのってコレの事。


(#ー#)<そうだ。実のところ、現状半分くらいしかメンバーが揃っていない。


(#ー#)<コイツは、その石板を持ちだした。


(・▽・)<実際不味い状況だったんですね。


(㈩*㈩)<本当に分派可能だったんだ。

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