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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
序ノ章~プロローグ~

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ⅩⅦ「帰宅と繋ぐ手とハンバーガー」

「もう少し手加減出来なかった~?」

「さてどうでしょう?」


 フフフと笑い合う両者。

 そして、


「俺はこれからどうしましょう?」

「うん~?」


 オウカの疑問にキョウコは周りを見渡す。辺り一面には命だった者が散らばっている。……死んではいないが。


「キミは、他者に対する回復や治療ってできる~?」

「微妙な所です」

「~?」


 オウカの言い方に首を捻るキョウコ。


「縫う事ならできますけど、回復や治癒促進は出来ません」

「そういう事~。(縫う?)」


 半分納得するキョウコ。そういう訳で、オウカはサポートに徹する事になった。そして、全員に処置を施した後、帰宅の許可を貰った。


「後はやっとくから~。ゴンダセンセイの事も任せて~」


 との事。

 そして、去り際に、


「悪い様に~、ならないように~、しておくからね~」


 キョウコはそう言った。



 ******



 そういう訳でオウカは帰宅の途に就いた。


「さて、どうなる?」

「大丈夫」


 呟くオウカに、櫛から人に戻ったマユがコメント。


「あなたは真面目にやったのだから」

「そう言ってくれると嬉しいよ」


 隣だって歩く二人。ナチュラルに手を繋いでいる。


「それでこれからどうする?」

「取り敢えず今は……」

「今は?」

「夕食を食べよう」


 朝食は御飯と味噌汁、昼食は野菜うどん。

 こういう軽めのメニューだったうえ、戦いをしたので、お腹が空いているオウカ。マユには食事は必要ないが、栄養補給は可能なので無駄にはならず、味は分かる。


「ここ?」

「うん」


 彼らがやって来たのはハンバーガーのチェーン店。程々の値段で、ハンバーガー、サイドメニュー、飲料のセットが食べられる。


「久しぶりにこういうの食べたかったんだ」

「確かに、異世界(向こう)にはなかった」


 オウカは、照り焼きハンバーガー、チキンナゲット(ソース付)、100%オレンジジュース。

 マユは、野菜バーガー、ポテト、ジンジャーエール。


「炭酸好きなのか?」

「シュワシュワ感が好き」


 会話を交え食事を取る。時にマユがポテトにナゲットのソースを付け味変したり、オウカがポテトを分けて貰ったりしながら、ゆっくり食べていく。

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